柄本明さんのEテレの再放送
最後の授業を見ました。
少し前に
「イマのヒトは正解を探しすぎていないか?」
少し前にそう発言する年配の方がいて
蟠りのようなものがくすぶっていたのですが....
江本さんもこの放送で
テレビの影響、ドラマの影響を
イマのヒトはとても受けていて
簡単に手早くすまそうとする気風が
普通となっている、と
残念そうに話しました。
ヒトの個性こそがどれも正解で。
自分の名前、自己紹介させてみると
伝えたいという思いが強いから
きちんと伝わる。
けれどセリフは難しい。
与えられた他人の作ったセリフを
もっともらしく!言うことの難しさ。
借りてきた猫のようになるし
どれも正解かどうかわかるものではなく
表現法は何通りにもなる。
また、
ひとつ成功してしまうと
その次はもう成功できなくなるという
難しさがあって
そのために
なん通りも編み出して、
やってみて
なんなら毎回、
ちがうやり方をやってみる。
考えて考えて考えるんだよと
話しました。
たしかにお芝居で
最終的に選ぶのは
演出家や監督さんなんですよね。
最後の方でパネルに書いた言葉は
見功者 みごうしゃ
いい演技も、悪い演技も
普通に生活している人も
とにかくたくさん見ると良い!
見て学ぶ必要性も話していました。
終始、一貫して江本さんは
わからない、
難しい、
とずっと言っていたのも印象的でした。
冒頭の「イマのヒトは正解を求めすぎている」
と話していた方と、同じ目線のお話のように感じ。
音楽は演劇とは違う表現なのですが、
改めて表現することの難しさを痛感した
考えさせられた番組でした。。。
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