イタリアの作曲家のドキュメンタリー映画を
すべりこみで観てきました。
おそらく歴史に残る作曲家です。
ベートーヴェンみたいな立ち位置かと。
関わった作品名を見てみると
知っている名前がゴロゴロあって
唸らされます。
荒野の用心棒
アンタッチャブル
ニューシネマパラダイス
と、
3作品の名前を聞くだけでもわかりますよね。
クラシックな作品に
いろんな手法を取り入れて
20世紀の音楽業界に
一大!ムーブメントをおこした先陣です。
映像と音楽がハマると
興行収入もあがる。
そうすると
依頼が殺到するか
類似曲で溢れます。
だから、
時代の変わり目といわれている
いま、2023年に見られてよかったです。
同じ時代に生きていることでさえ
ありがたく感じました。
しかもトランペット奏者から
苦労して作曲を学び、
仕事があった編曲から手がけ
実験的にもいろいろやってみて
監督と一緒に作品を作り上げた。
ある意味、監督よりも
その映画に求められている
キャラクターがわかっていたようです。
「台本を読ませろ」と
指定された曲を作るだけでなく
全体的な構造から
音楽ができる表現に取り組んだようです。
ただ、苦労して作曲を学んできても
俗世で求められるものは売れること。
映像に相応しい音楽を表現する事と
学んできた古典的からの流れの
狭間でも悩み、
ある時は作曲家仲間からも孤立したといいます。
求められるもので閃いたものを
黙々と作ってきて
ようやく時代を経て
作品が統一をしていって。
どちらか一方だけでなく
両方とも諦めないでよかった!
時代も進み、
新しいものと古いものも融合していき、
最先端だったものも取捨選択されて
残るものだけが残ります。
そうして
何度もノミネートされてもダメだった
オスカーがようやく獲れた時は
ものすごく嬉しかっただろうな。
まさしく
時代が彼に追いついたんでしょうね。
作曲家としての人生と生き方を
みせていただいてありがたかったです。
今取り組んでいる曲目が
当時の最先端であっただろう音楽なので
(なかなか理解はしがたいですが、
名曲であることは確かなのです)
この映画を通して
モリコーネのような
先駆の強みがある人の生き方を垣間見て、
納得することがあったりしました。
あと、個人的に嬉しかったのが
3ゼメスターだけ通った
DarmustadtのAkademieの名が出てきたこと。
先生の勧めで夏期講習に参加して
得るものがあったそうです。
たしかに現代音楽が有名で
モリコーネの名前は聞いていたんです。
私も作曲専攻生のお手伝いで
現代音楽の新作発表の試演をしたことが
懐かしいです。
さくらムジカオーケストラでは
演奏経験3年以上という入団規定を
設けていますが
これまで音楽教室では習ってきたけれど
1人で練習するのが寂しい
そろそろ誰かと合わせてみたい
という
20代〜60代の方が集まってきます。
私がHSPなこともあり
穏やかな人しかいない!
奇跡のような優しい集まりです
オーケストラに取り組んでみたい
まじめなほうで、コツコツ練習を積んできた
あまり大きな場所は苦手
怖い先生は苦手
純粋に楽しく音楽がしたい
と言う方
一度、楽器持参で
ぜひ見学にきてくださいね。
タイミングにもよりますが、
事前に楽譜をダウンロードして
譜読みだけしてきてもらえれば
(弾ききれなくても大丈夫)
楽しんでもらえると思います