【楽器演奏の秘密】

 

98回目です。
 
今回のテーマは
「間合い」のニュアンスがよくわからない、、
 
 
 

今回レッスンしたのは

Beethoven のSymphonie 3番
3楽章スケルツォのトリオ。

ホルン3本の有名な所です。




1stの楽譜チラ見せ

一見シンプルな楽譜ですが

なかなか感覚が難しい所です。



3拍子だから難しい、
ということは
まずあるかもしれませんね。


ここは
チクタクチクタク、、、と
ガチガチなメトロノーム的には
進まない場所だったりします。
 

まず
3拍子、、だけど
1つ振りで考えてくださいね。

 


今回の具体的なクエスチョンは

独特のタメ(溜め)がわかりません

ということでした。




勇ましいところなので
テヌートではなく、
四分音符は硬く短め
少しだけがあり

二分音符は抜き気味



馬が駆け上るような雰囲気の場所です。

これが3本そろうとカッコいいんですよね。





1番わかりにくいのが
最初の四分音符が
小節をまたぐ時の間だと
思うんだけど、、




まず、sfがあることで
ややこしくなっているんですよね。

sfは
あっても、なくても
はありますグラサン


だから、最初だけでなく
フレーズ全体で二分音符に入る時は
少し間がある。






こういうニュアンスでわからないときは

四分音符のに小さい
いれてみるといいと思います。


あと、ドイツ語の歌詞が根底にある、と
考えるのもありです。



本来は何か特別な歌詞が
ついていたりするのかもしれないのですが、、
今日はとっさに


一例として、
  Die Frau という歌詞をあててみました。

それが最初の2つの音符についているとします。



読み方


Die Frau は 

例にならって(この場合は)

Dieは ディッ

そしてFrauが FRァオ


ドイツ語でこういう時
特に気をつけるのは
FとRの間には母音がないこと。


エフのの唇で(前歯で下唇を甘噛み状態)
ラォは一緒発音する感じ。




そして
ドイツ語の子音は
スピードがあるので
アクセントあり、とします。





右矢印ディッにも、そのあとのの発音にも
アクセントつきで発音するお願い


それとFrauの
アとオも一緒に。
アの口でオを発音する感じ。。

ちょっと難しいかな???









また、発音だけでなく
日本語は冠詞をもたない言語なので
こういうところが難しいですよね。

 

 
この隙間の感覚を体得できると
かなりの上級者だと思います。
 


いろんな録音も
(ドイツ語を母国語としている団体推奨)
聴いてみるのもお勧めします。
 



 

 

音譜ホルンのレッスン・合奏の指導を行っています

(大阪)

 

★音楽レッスンについて

★お問い合わせはこちらから

 

 
 

にほんブログ村 クラシックブログ ホルンへ
にほんブログ村

 
 
<永尾敬子 プロフィール> 

 

ホルン奏者・音叉ヒーラー

 

 

1990年よりホルンをはじめ、管楽器の指導、            

アンサンブル、合奏の指導。

渡独後、結婚し育児経験しつつ活動を再開。

2013年より指揮者としても活動中

明るく親しみやすいやさしい人柄で、

ハードルがあがりがちなクラシック音楽を

様々な世代に広めるため、

草の根運動的に活動している。

1999年より現代レイキ系のレイキヒーラーでもある。

 

 

                     

 

 
 

にほんブログ村 クラシックブログ ホルンへ
にほんブログ村