今月12日まで大阪で開催されている
『小倉尚人展』
蔓延防止措置に従い、
本日はひとり美術鑑賞してきました。
小倉尚人氏は
20代でC型肝炎を発症し、
死を意識し始めてから
『曼荼羅』の世界を10年間描き続けました。
その後も仏画の世界を
ストイックに描き続けた求道者。
やはり見どころは
『両界 曼荼羅』
曼荼羅アートとかされている方は
本当に見てほしい✨
約2メートル四方の
大きなキャンバスに抽象画として描かれています。
画像の中の赤や黄色のもの。
この中にさらに細かく描きこんであるのです。
私のおすすめはもちろん
『曼荼羅』
その胎蔵界シリーズですが、
もちろん金剛界シリーズも見応えがありますよ。
ちなみに曼荼羅とは...
曼荼羅はサンスクリットmandalaの音写であり「本質を有するもの」の意。
『輪円具足』(すべてを具えている)の意ともされる。
金剛界は金剛頂教に基づき、
胎蔵界は大日経に基づく。
金剛は智を表し、胎蔵は理を表す。
父性的と母性的ともいえよう。
一般に二つの曼荼羅の中心部分には
大日如来および四仏が説かれ、
さらにその周りを多くの諸仏が
とりかこんでいる。
それは実は、
自己の『心の源底」の世界の光景なのである。
(秘密曼荼羅十住心論)
※具する(ぐする):
一緒に行く、連れ立つ、従える
絶筆の仏さま(出口近くに展示)、
そしてパンダまで描かれた涅槃図も
素晴らしいですよ。
※作品は福島県南相馬市の岩屋寺に
多数奉納されているということですが、
常設かどうかはご確認くださいね。
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