『武田惣角と大東流合気柔術 改訂版』（スタンレープラニン、合気ニュース）

買ったはいいものの、技術書でなく、インタビュー集のため、

もう一つ食指が動かず、ずっと積読だった本です。

しかし非常に面白い本でした。

スタンレー・プラニン氏がインタビュアーとなり、

大東流の著名な各師範からお話を伺っています・

私の所有しているのは、合気ニュースからでている紙の本ですが、

現在は、どう出版からkindle版が入手できるようです。

武田惣角と大東流合気柔術 改訂版

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技術書ではないですが、武田惣角の言葉などから、

大東流の柔術がどのような技術なのかを、

雰囲気ではありますが、伺うことができます。

武田惣角「技は覚え込んでしまえば割合簡単だろう。

　　それだからやっている所を他の人に見られたくないのだ」

堀川夫人「それは、ある程度会得してしまえば

　　面白いということなるのですが、今の方がそこまで辛抱できるかどうか」

この他にも、大東流の技は複雑で難しいため、

会得も難しいということが、本書では示唆されています。

すなわち合気という技術は、神秘の技ではなく、

きちんと学んで修業を重ねることで、

身に付けられる技術だということがわかります。

私は大東流はまったくの門外で、

わずかに経験したのが、大東流をルーツに持つ合気道のうち、

日本合気道協会（通称：富木合気道）のものです。

現在は横浜で教えられている井上師範の技術はまったく見事なもので、

合気系（？）の技術を学ぶならこの方から、

と思っていたたのですが、本書によって、

「大東流を学んでみたい」という気持ちが、少なからず出てきました。

上記の書籍のエンタビュイーのお一人、

森怨師範の書籍も市販されています。

大東流合気柔術 琢磨会―その技法と合気之術

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森 恕
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