幼稚園年中さんの孫は鉄道旅が大好きです。
若松駅に行ってないから、行きたいとずっと言っていました。
先日の祝日、ジジ、ババ、孫の三人旅をいたしました。
小倉までおよそ20分。小倉から折尾までおよそ30分。折尾から若松までおよそ15分。
つまり1時間ちょっとの鉄道旅で目的地に到着できました。
電車を降りたとたんの暑さです。朝10時をすこし過ぎたというのにこの暑さ。
若松駅に着いたとたん、また戻って電車に乗ろうとする孫を説得して、改札口を出ます。
出ても特に目的地があるわけでもないのですが、駅前に若松市民会館がありました。
きっと涼しいに違いありません。
避暑地に逃げ込みました。そして、目に飛び込んできたのは「火野葦平資料館」の文字。
ああ、そうだったんです。若松は火野さんの出身地だったのです。
足早に資料館の中に。孫の相手はババに任せて、じっくりと資料のかずかずを拝見いたしました。
そういえば、小さいころ、白黒テレビで兵隊さんのドラマか映画を見ていたように思います。
きっと火野さんの兵隊三部作を映像化したものだったのでしょう。
帰りに窓口で没後50年記念の冊子を求めました。帰宅後彼の足跡をじっくりと読みたいと思ったのです。
すると、事務局の女性が封筒の中に薄い印刷物を潜ませました。
帰りの電車の中で封筒をあらためると、「あしへい通信第10号2024.9.5」が入っていました。
発行元は火野葦平資料の会。
地道な活動が続いているのですね。
若松からまた折尾へ、そして折尾から小倉へ。
小倉では遅い昼ご飯をゆっくり食べて、小倉から20分かけて帰宅しました。
若松行きを提案してくれた孫に感謝の一日でした。