久しぶりに新日曜名作座をラジオで聞いた。

 長く務めた西田さんがお亡くなりになり、竹下景子さんのお相手は誰だろうと聞き耳を立てた。

 段田さんだ。

 山本周五郎さんの作品を取り上げていた。

 「ひとごろし」

 滑稽・ユーモア物語集となっているにも関わらず、このタイトル。

 不思議だ。

 ところが、ラジオから流れてくる二人の朗読は、まさにユーモア。

 臆病者と藩内で定評の男が、藩命をうけて仇討ちの旅にでる。

 相手は藩の武芸指南なのに、この男は剣術はからっきし。

 さあ、どうやって藩命を果たすのやら。

 小生は、このラジオ放送を聞いて、がぜん山本周五郎の作品を読みたくなった。

 散歩道にある図書館で探した。

 この作品が収められている本を見つけた。

 山本周五郎中短篇秀作選集4である。小学館から2006年に出版されている。

 この巻には10篇くらいが収めれているが、いずれも秀逸。

 心が温かくなる作品ばかりなり。