2021年度 11月例会報告書
2021年 11月20日 土曜日 15:00~17:00 Zoom会議
釜山日本語教師会 11月定例会がZoomで開かれました。
今回も韓国以外の国から、日本語教育に関わるたくさんの方々が参加してくださいました。
コロナ19の影響で対面授業ができなくなり、私たち釜山日本語教師会でも、みんなでアイデアを共有したり、授業の方法を一緒に考えたりと助け合いながら前向きに頑張ってきました。今回は、そうした授業を越えて、「オンライン授業の発展と工夫」というタイトルのもと、実践報告を発表していただきました。
第1部 「授業の実践発表」
◆ 木村賢輔先生 ◆
「Youtube LIVEで教室を超えるプロジェクト学習と
世界の日本語教師、学習者との評価・交流」
日本語パートナーズフィリピン4期としてフィリピンに派遣され、その後、フィリピンにある日本語学校で授業をされている木村賢輔先生。学習者によるオリジナルのミニストーリーをPBL授業として行い、YouTube LIVEを通して世界に発信するという実践を報告していただきました。実際に、学生の作ったYouTube発信の動画をみながら木村先生の方針を聞きました。
先生がやることと、学習者がやることをわけて説明され、LIVE発信した感想を話してくださいました。ストーリーはすべて学生によって作られたもので、教師はプロジェクトの準備を行い、内容の確認や、日本語のフィードバック、そして、ZoomやLIVEの準備をするとのことでした。実際にLIVEをおこなってよかった点としては、先生が重要視していない部分も、LIVEを通して視聴した世界の日本語教師によって、フィードバックを受けることができ、学生にとっても充実した活動になると言う点だとのことです。それは、学習者の自信にもつながり、日本語の改善にもつながったとおっしゃられていました。
パワーあふれる木村先生の発表に、参加したみんなも楽しく活気あふれる時間となりました。先生のYouTube、一度ご覧になると、もっと楽しいかもしれません。

◆ 重信三和子先生 ◆
「オンライン授業で学生同士をつなぐ」 ~【質問しよう】実践報告~
2020年まで釜山大学で日本語教師をされていた重信先生は、「教えない日本語教育」を伝えて来られました。日本語教師にできることは、「個人のなかの意識化が促進され、ことばによる活動が活性化するような環境の場をつくること」だという細川英雄先生の言葉を通して、重信先生の実践してこられた活動を報告してくださいました。
「質問しよう」という活動は、学生が質問を考え、その質問を質問者が全員に聞いてやりとりをするというものでした。yes、noで答えられない内容とし、教師は口をはさまず、最後にフィードバックするという内容でした。実際に、学習者たちがどんなことを質問したのか見せてくれました。実践をしたあと、
・学生が主体的に取り組める ・学生同士が話す機会になる ・自然な会話力につながる という3つの意義を紹介してくださり、これが相槌やリアクションなど会話をつなげる言葉として発展していくとされました。
そのほか、協働授業、オンラインで実践したプレゼンテーション、グループディスカッション、歌のディクテーションなども紹介していただき、参考になった先生方も多かったのではないでしょうか。




第2部 「交流座談会」
2部では、参加者みんなで交流座談会という名のディスカッションを行いました。
オンライン授業での1.私の工夫 2.おすすめのツール 3.問題点 4.交流拡大などについて自由に出入りできるように設定しました。いつもは、Googleスプレッドシートを使うのですが、今回は、みんなで自由に書いて話そうと、padletを使い、意見交換をおこないました。それを見ながら、興味のある部屋に移動し、また交流を広げていきました。
少し時間をオーバーしてしまいましたが、みんなでゆるやかに交流できたいい機会になったと思います。


※今年最後となる12月例会は、12月18日(土)15時~17時。
「ソウル国際交流基金を知ろう」というをテーマに予定されています。みなさんのご参加をお待ちしております。
11月担当 二色(釜山外国語大学)・吹上(新羅大学)