914日(日)の教師会では、日本から教育実習の引率でいらしていた明海大学の西川寛之先生の講演を聴きました。「文法」という狭く捉えられがちのものを、もう少し視野を広げてみよう、言語運用における言語使用者間が共通に理解している法則として、どのようなものがあるのかを具体例をグループごとに話し合いながら、進められました。


今日の講義のメッセージ

・「文型シラバス」と「Can-doベースのシラバス」の内容に
 
大きな違いはない

・ 違いは、各課のまとめ方

・「文法」を統語的なものに限定せず、広く見渡す視野を持ち、
 
授業に活かそう!


実際にグループに分かれ、学習者にどう説明するか考えるワークをしました。

(1)「おいしそう」と同じ用法で
   
「かわいそう」と言えないのはなぜですか?

(2)マクドナルドの店員がお客さんが帰る際の挨拶は
   
「ありがとうございました」と「ありがとうございます」
   
どちらがいい? どう違う?

(3)「三度の飯より(   )が好き。」の
   
(   )に入れられる言葉と入れられない言葉の違い。



学習者が知りたいことをもう一度振り返る、そして自分自身の授業が本当に学習者が日本語で話したいと感じられるような授業なのかと、改めて考える講義でした。この講義では釜山外国語大学で教育実習中の名古屋外国語大学の数名の学生と、釜山外大にいる日本人留学生も参加しました。彼ら(彼女たち)にはグループワークで学習者になってもらい、教員が教えたことを発表するという、大役を引き受けてもらいました。20数名の教員の前で発表する学生たちを見ていると、これからの日本語教育はもっと視野を広げて、自然な発話になるような努力をしていかなければ、と改めて思いました。


報告者 9月担当 飯田真紀子