平成24年度住宅市場動向調査1 | 設計事務所??実はこんな所なんです^^ 小川のブログ

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家づくりを考える方へ小川が第三者目線で色々執筆していきます^^

こんにちは、小川です。

すっかりと初夏の暑さになり、
会社でもクールビズが始まりました。

私は寒いほうが好きなので、
夏の暑さは苦手です…。

皆さんもそろそろ水分補給等を意識して、
倒れないように気を付けて下さい。





さて

本日のテーマは~建設業界のニュース~についてです。

これからは自分の勉強も踏まえて、
業界のニュースも書いていこうと思います。

知識不足で恥ずかしい記事にならないように気をつけます…。




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本日は国土交通省が4月25日に発表した、
「平成24年度住宅市場動向調査について」
のデータについてまとめてみました。

平成23年4月~平成24年3月の期間で、
自分自身が居住する目的で建築(増築・改築・賃貸に入居含む)した住宅に入居済みの人が対象になります。
(住宅の種類は、注文住宅・分譲住宅・中古住宅・民間賃貸住宅・リフォーム住宅)



・項目別世帯年収

世帯の平均年収になりますが、
分譲住宅が最も高く、民間賃貸住宅は最も低くなっております。

注文住宅    : 617万
分譲住宅    : 660万
中古住宅    : 602万
民間賃貸住宅 : 411万
リフォーム住宅 : 650万

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・一次取得者の年齢と世帯年収

注文住宅・分譲住宅・中古住宅のいずれも「今回が初めて」との回答が最も多く、
注文住宅では7割強を占め、
分譲住宅・中古住宅では8割強を占めていました。

一時所得者の年齢は注文住宅・分譲住宅・中古住宅のいずれも30歳代が最も多く
注文住宅・分譲住宅では全体の5~6割程度を占めています。

一次取得者以外の世帯主の年齢は、
注文住宅では60歳代が最も多く、
分譲住宅・中古住宅では50歳代が最も多くなっております。

また一次取得者の世帯年収は、
注文住宅・分譲住宅・中古住宅のいずれも「400万~600万円未満」が最も多く、
全体の3~4割程度を占めておりました。

一方、一次取得者以外の世帯年収は、
注文住宅では「400万円未満」、
分譲住宅では「600万~800万未満」、
中古住宅では「400万~600万未満」が最も多くなっておりました。

平均年収は一次取得者と比べ、
一次取得者以外の世帯主の方が全体的に高くなっております。





住宅の建築、購入に要した資金総額の平均は、注文住宅(土地購入資金を含む)で3,614万円、分譲住宅で3,597万円、中古住宅で2,192万円だったそうです。

世帯主の平均年齢は、
注文住宅・分譲住宅・中古住宅では30歳代が最も多く、
特に分譲住宅は5割を超えており、注文住宅・中古住宅でも4割前後を占めておりました。


 また、世帯年収の平均は、分譲住宅が660万円と最も高く、注文住宅が617万円、中古住宅が602万円となった。

 さらに資金総額に占める自己資金比率を見ると、注文住宅で42.7%、分譲住宅で31.6%、中古住宅で45.8%となり、過年度調査と比較すると、中古住宅の自己資金比率は、過去5年間で最も高くなった。

 厚生労働省の調査によると、平成23年の全世帯の平均所得が538万円だったことから比較すると、世帯所得がやや高めの層が住宅を購入しているといえそうです。





・建築(購入)にあたり影響を受けた事

 工務店や住宅メーカー、購入した住宅を見つけた方法は、
注文住宅では「住宅展示場で」
分譲住宅・中古住宅では「不動産業者で」

と答えた方が最も多くなっており、
特に中古住宅では6割近くを占めています。

 「新聞の折り込み広告で」は、
分譲住宅と中古住宅では3割強となっておりますが、
注文住宅では1割強となっています。


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・住宅の建築・購入にあたり影響を受けた事

 住宅の建築(購入)にあたり、プラス要因として大きく影響を受けたのは、
注文住宅・分譲住宅において「住宅取得時の税制等の行政施策」「金利動向」となっており、
中古住宅では「地下/住宅の価格相場」「従前住宅の売却価格」となっています。


 一方、マイナス要因として大きく影響をうけたのは、
注文住宅では「家計収入の見通し」「従前住宅の売却価格」
中古住宅では「景気の先行き感」となっています。

 過年度と比較すると、注文住宅・分譲住宅では、
プラス要因として影響を受けた「景気の先行き感」「家計収入の見直し」の割合が過去5年間で最も高くなっています。
 また中古住宅では、マイナス要因として影響を受けた「金利動向」の割合が過去5年間で最も高くなっています。


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・今回建築(購入)した住宅に決めた理由、中古住宅にしなかった理由、中古住宅にした理由

 今回建築(購入)した住宅に決めた理由は、
注文住宅では「信頼できる住宅メーカーだったから」が5割弱
分譲住宅では「新築住宅だから」が6割強
中古住宅では「価格が適切だったから」が7割強と最も多くなっています。

 「価格が適切だったから」は、注文住宅で2割強、分譲住宅で4割強となっており、
中古住宅が著しく高くなっています。


 また、「住宅の立地環境が良かったから」は、
分譲住宅で5割強、
中古住宅で5割弱となっている一方で、
注文住宅では3割強にとどまっています。



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長くなりましたので1ということで一旦区切る事にします。

いかがでしたでしょうか。

体感的になんとなく分かっている事も、
データで見ると納得できる部分もあるかと思います。

新築で建てるか分譲・中古を購入するかで、
決め手であったりお施主さんの価値観が大分違う事が分かると思います。


世帯平均年収はそこまで大きな差は見られないですね。

立地条件を優先される方、
新築にこだわる方、
発注先の見つけ方が展示場か不動産業者か、


今も同じように悩まれている方もいらっしゃると思います。

そのような方に少しでも為になれるような記事を書いていきたいですね。

そこまでの量はありませんが、
次回もこの記事の続きを書いていきたいと思います。