植物は気づいている バクスター氏の不思議な実験』

クリーヴ・バクスター著

 

一つの読後感 @シミルボン

「1960年代、元CIAの尋問官で、嘘発見器の第一人者である著者が、『バイオコミュニケーション』という植物同士の意識のつながりについて実験を行いました。その記録とともに、植物にも命や意識があって、人間の行動で反応を示すということが実証された内容が書かれている本です。科学に関する本なので、興味のある人は知的な好奇心がかき立てられて面白く、感動できる一冊です。植物に対して嘘発見機をつけて、その反応を見るのですが、この結果で、植物も人間と同じく反応を示していることがわかったそうです。忙しく生活していると、自然に目を向けて緑を観察するということはなかなかしないでしょう。この本を読むことで、生きているのは自分だけではなく、地球の中で自然と共生しているんだと実感でき、感動できるはずです。

本の中身は、有名なバクスター効果という実験で立証された、植物の予知能力のような力について書かれています。クリーブ・バクスターが嘘発見器を植物につけて葉を燃やしてみるという実験を行ったところ、人間が葉を燃やそうと『考えたその瞬間』に電気的な反応を示しました。実際に火をつけた時の反応は、それほど激しくない、葉を燃やすふりをしてもまったく反応しない、仲間の植物や生物に危険があると察知した時は反応するという実験内容です。

この実験で面白いのは、人間が『葉を燃やそうと考えた時に反応した』ということです。人間であれば、何らかの危害を加えられた時点で『!!』と反応して驚き、感情や思考が動いていきます。これに対して、植物は『人間が考えたとき』に反応を示すのですから、人の思考や感情の小さな動きを察知していると考えられるでしょう。読んでいて、動物的な本能があるように、植物的な本能というものがあるんだと、感動しました。同じように、植物に対して、『ありがとう』や『かわいい』などの言葉をかけていくと、スクスクと成長するようです。』

 

引用:『植物は気づいている バクスター氏の不思議な実験』

https://shimirubon.jp/reviews/3137

 

目次

はじめに

第一章 雪解け時期の違いが高山の環境を形づくる──風衝地と雪田

1 初めての調査

2 風衝地と雪田という環境

3 雪解け傾度の生態学的役割

第二章 まず植生パターンを見てみた──雪解け傾度と植物の分布

1 高山帯と高山植物群落

2 雪解け傾度と種の分布

3 大雪山の人と生活

第三章 お花畑は動いている──開花・結実のスケジュール

1 高山植物とフェノロジー

2 お花畑の花暦

3 気温変化が作り出す開花パターン

第四章 花粉媒介を巡る植物と昆虫の相互作用──高山植物の繁殖生態学

1 キバナシャクナゲの開花時期と結実成功

2 訪花昆虫の季節性と植物の繁殖特性

3 両性花の性分配変異

4 繁殖を巡る種間相互作用

5 発芽の生態学

第五章 どんな葉っぱを作ればよいのか──葉っぱの生態学

1 葉っぱの寿命の延びるわけ

2 個葉特性の相互関係

3 落葉性と常緑性と窒素と寿命

第六章 山の上での温室実験──高山植物と温暖化

1 一通の招待状

2 二人で始めた国際プロジェクト

3 そして得られた結果

第七章 季節のない世界へ──熱帯高山植物の開花スケジュール

1 キナバル山での一斉開花

2 熱帯高山植物の開花パターン

あとがき

出所 : https://honto.jp/netstore/pd-book_01919751.html