ヨルダンのデモ、1万人規模「国王は去れ」
産経新聞 [11/17 16:32]
【カイロ=大内清】ヨルダンの首都アンマンで16日、燃料価格の値上がりに対する抗議をきっかけとした1万人規模のデモがあり、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、デモ隊からは「アブドラ国王は去れ」「王政打倒」などの叫び声が上がった。国王批判がタブー視されるヨルダンで反王政デモが起きるのは極めて異例。
同国では、アラブ各国に民主化デモが広がった昨年以降、デモが頻発し、昨年10月からの約1年間で首相が3人交代する不安定な状況が続いていた。ただ、その中でもデモ隊の要求は「政治改革」にとどまり、「体制変革」を求める声は表面化していなかった。今回のデモには、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や左派などの野党勢力も参加、治安部隊との衝突で警官1人が死亡したほか、70人超が負傷した。王室支持派も対抗デモを行い、にらみ合いとなった。