夢。



子供の頃になりたかったもの。
あの頃は本気で叶うと思っていたもの。
願いは届くと信じていたもの。

なるようにしかならないと悟ったのはいつからだ?
なりたい自分になれない世界を呪ったのはいつからだ?

そんなことを考えてもう幾年を過ごしたことだろう。
こんなくだらないことにどれほどの季節を越えただろう。

僕は今も惰性で生きています。
次なる未知へ。



もう僕は戻れない。
汚れた今から逃げられない。

もう僕は帰れない。
僕の居場所はどこにもない。

だから、進む。
終わりに向かって突き進む。
始まりには出会えないから、来た路も戻れないから、進まなくちゃいけない。

例えこの先が奈落の底だろうと、
例えこの先が暗闇の中だろうと、
例えこの先が殺戮の地だろうと、
例えこの先が絶望の無だろうと、

歩みを止めてはいけない。

歩き続けなくては、いけない。



さぁ、行こう。
つまりは涙。



辛いんじゃない。
何も感じないだけ。

心なんてモノが在るとは思ってないが、穴が空いたように虚無なだけ。

哀しいんじゃない。
忘れたいだけ。

愛なんてモノが在るとは思ってないが、少し手持ち無沙汰なだけ。