暗い箱。


世界が突然真っ暗になった。

何のことはない。

電気が消えただけだった。

驚きはしたけれど、騒ぎ立てる程のことはない。


ちゃぷん。


暗がりを怖がることはなかったが、なんだか無性に哀しくなって、淋しくなって、一人ぽつんと宙を見上げた。

どうにもやる気が起きないし、
かといって今から動くのも面倒だ。

怠惰、とは少し違う?
億劫、でもないな。


ちゃぷ。

まっ、浴槽の中で何を思おうとも所詮はいつもの戯れ言、か。