「この世界の片隅に」
この映画は、大戦中の日々の食卓の工夫や日常生活の細部を丁寧に描き、私たちの現代と地続きにすることで、日常や大切なものたちが破壊されて行く戦争の恐ろしさを嫌が応にも感じさせる作品です。
本日は片渕監督の舞台挨拶にて、本編とは直接関係のないような
女学生たちのシーンを挿入した経緯と、75歳になられる方がそのシーンを見て「子供の頃、あのお姉さんたちに会った」と言ったというほどリアルだったというエピソードありました。その後、かの女学生たちは海辺の防空壕で爆撃を受け、掘り起こして人工呼吸などしても助からなかったなどの悲しい物語が秘められている。
全体を通して、そのシーンの裏にはどんな物語があるというのが感じられるような気がしました。
片渕監督の舞台挨拶
この言葉が響きます
自分で選んだ場所。