2003年~2008年にかけて飛躍的なEPSの伸びを実績に刻んでいる大阪チタニウムテクノロジー。主力事業のスポンジチタンの製造は需給逼迫で大きな伸びが確実視されており、2本柱である多結晶シリコンでは、太陽電池関連として、長期的にも安定した需要が約束されている。
なのに、当銘柄は株価が急落しているのだ。
何故か?
非常に興味をそそられ、この銘柄を精査してみた。
株価急落の原因は、莫大な設備投資を行ったため、減価償却費拡大による、
減益懸念により、失望売りと見られる。
当初より、多額の設備投資を計画していたが、最近になって、
さらに投資額を倍増させている。
材料高や電力料金高を考えると、ほぼ間違いなく2009年3月期の減益は
確実となり、下手をすれば、目も当てられない程の減益になるのではないか?
という懸念も生じ始めている。
もっとも、投資そのものは、需要を見込んでのことであり、
バフェット流に考えても、決して悪いことではないだろう。
ただ、小生が懸念していることは、一時的な減益ではなく、
首位を守るため、投資をせざるをえない状況の感を否めない点である。
四季報によると、大阪チタはスポンジチタンで業界首位とある。
ただし、独占というわけではなく、競争激化の中にある。
設備投資をケチっていては、間違いなく、首位転落となることであろう。
もはや、ハイテク商品もコモディティ化している時代である。
独占していない市場で、技術を頼りに、優位性を築いていても、
強力なバフェット銘柄と呼ぶには難しいのではないだろうか。
需要の伸びは確実であるので、この会社に投資すれば長期的に儲かると予想する。
しかしながら、バフェット銘柄不適合と小生は判断する。
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技術大国である日本では、大阪チタのように、技術的優位性で首位を取っている企業が多いですよね。
ローテクであり、単純なビジネスモデルを要求するバフェット銘柄は、日本にどれくらいあるものなのでしょうか。
あなたの投資判断もコメントいただければ幸いです。
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