息詰まる | 夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

人にはもともと自然からいただいた素晴らし能力が潜在しています。それは、すでに日常の生活に根付いている生活レベルの文化の中にあるのです。武道文化を活かし、さらなる可能性を・・眠っている潜在能力を開発する。「気」という世界観は、武道文化の中に眠っています。

面白い物で・・人は・・呼吸を忘れてしまう時が、ありますww呼吸をしなければ、死んでしまうw


という事は、だれしもが知っている・・事実でありますが・・。呼吸力などという言葉がありますし


最近では・・ダイエットの方法の一つとして・・長い息で、筋肉を固め代謝をよくする方法など


が、とりあげられています。しかし、これは、体を固める事で・・血流を悪くして・・筋肉膨張で


毛細血管がプレッシャーを受け・・血流が悪くなる・・と・・此処にも・・繋がるものがあります。


加圧トレーニングが・・そうですね・・・毛細血管に血流が流れないから・・成長ホルモンが分泌され


・・・代謝がよくなるのですが・・この加圧トレーニングの発想の初めは・・正座です・・。あと・・


日本人の帯の文化も・・取り入れているようですし・・鉢巻やたすき掛けも・・そういう意味もふくめての


何か胆につながる部分があるのかま知れません。帯やたすき掛けや・・鉢巻をすることで・・意識を


集中させるはたらきがあり・・私なども・・帯は必需品ですが・・毎日している事で、丹田の位置を


確認する事は・・意識の中で当たり前の事になっています。血の流れが・・呼吸力と、考えて


いますので・・呼吸をうまく操る方法を知ると言う事は、体をうまく使うという事に繋がります。


サンチンはかなり、そういうことを意識させるための型では、あります・・そして・・サンチンの型


の中では・・決して息詰まる事はありません。ナイファンチの型を修練していても、息が詰まる事


を意識する事は・・全くない・・人に見せないほどの呼吸の中で、静かな型を・・修練しています。


しかし・・私がまだまだだと思うのは・・空手の稽古に於いては、息詰まる事は・・ほとんど感じる事


がない・・あったとしても・・いかんいかんと・・できるのですが・・。刀を持つと、どうもそうはいかない


時もある・・。型の中で・・息が詰まる・・斬り終えた後に・・息が詰まると・・肩に力みが入り・・


自然な立ち方が、出来なくなります。これは、強く打とうとか・・うまく見せようとか・・勝ちタイとか


やられたとか・・そういう意識が・・無意識にスイッチを入れ・・体を固めてしまうのです。


最近でこそ・・どう・・どのタイミングで・・胎の力をつかうか・・と言う事は・・分かってきていますし


腹式呼吸、逆腹式呼吸の中で常に胎に力が入っている状態を作る事も出来ます。これも・・


呼吸力なのです・・が・・。ここは、武道の力の出し方としては、非常に大切なところでしょう。


力みが入り・・息詰まると・・体が浮いてしまって・・胎の据わった人との勝負・・これは・・その


時点で・・剣を交える前に、勝負はついていると、みてよいでしょう。なぜなら・・互角の打ちあい


腕であるなら・・どちらが勝つのか・・考えれば・・そこにしか差は・無いのです。


息が詰まるという事は、行き詰まるという事でもあります。呼吸が出来な程・・窮屈な状況を


自分で作り出していると、言う事に気が付かなければ・・先がない・・。すべては自分・・その中に


自分が居るのです。世界観・・視野が広い・・観えている・・しかし・・見られている事に気が付かなければ


隙だらけの自分を・・どう処理できるでしょうか・・・。結局・・裏打ちされた物がない限り、経験値


あるいは・・智・・智慧ですね・・・良い事と悪い事の判断が、ちゃんとできないと・・息詰まる、


自分を演出している・・しかし・その事にも・・気が付かないのですから・・これまた、他人が


観ても行き詰っているという事が・・わかってしまう。恥を知る・・と言う事は・・武道の要であります


から・・武道の心から・・離れない、自分を作る事こそが・・・ゆったり・・大きな呼吸の中で・・


自分が、活かされているという・・意識を持つ事が出来る・・のでは?ないでしょうか??


・・あしからず・・・