村山富市元首相の功罪は、外交や安全保障、選挙制度、環境、貿易、経済などで示されました。
私は、日本社会党や社民党結成当時に関わっていない時代と社民党に関わっている現在の村山富市政権の評価が違うことを述べたい。
私が村山富市元首相を知ったのは、NHKの日曜討論の各党政策責任者を招いた国会対策の出演でした。当時の日本社会党の衆議院国会対策委員長です。
あの頃の村山富市元首相は、日本共産党を除く国会運営のスケジュール調整役でした。
私は、「国会対策の専門が内閣総理大臣より内閣官房長官ないし、総務大臣、農林水産大臣が向いているのでは」と不安を持っていました。
日米安全保障条約の堅持、自衛隊の専守防衛と最小限の防衛が、日本社会党の支持者や党員を減らしたリスクがありながら、「過去の植民地支配の反省、不戦の決意」を新たにした村山談話の発表が、戦後歴代政権になかったことを決めました。
水俣病患者への救済や被ばく者援護、石川一雄元受刑者の釈放も歴代政権になかった業績です。
衆議院小選挙区併用制の成立による日本社会党の離党者、社民党結成による離党者が続出して、社民党に留まった党員や特別党員の方が、社民党の旗を守り抜いた気概は、現在に続いています。
福島瑞穂参議院議員、新垣邦男衆議院議員、ラサール石井参議院議員が現在の現職の社民党の衆参両院の国会議員です。
新たな連立政権の枠組みの再編や外国人への排外を押し通す政治、労働組合の存在を認めない職場や業界、戦争の記憶を消し去ろうとする社会が席巻しています。
社民党が、これらの状況に流されない政権交代や労働者を大切にする社会、排外を当たり前にしない政治に取り組めるようにしていきたい。

