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かなり良かったです。
忘れ去られそうな文化財を国や県ではなく市町村レベルで維持していることに感動しました。
回漕問屋の建物なんです。
江戸時代から明治時代(資料によっては昭和初期)まで、荷物は舟で運ばれていたんですね。
今みたいにトラックも鉄道もない時代は、舟が一番便利だったんです。
川越藩と江戸をつなぐために、舟運が盛んになりました。
川沿い、船着き場はかなり栄えたようです。
その頃の建物が、今回訪問した回漕問屋、福田屋の建物です。
立派な木造建築で、栄えていた頃の様子が伝わってきます。
保存状態も良く、見ていて飽きなかったです。
それにしても、川を下るのは良いけれど、舟を上流に戻すのはどうやっていたんだろう?
帰宅してから調べてみたけれど、やっぱり大変だったみたいです。
「流れに遡っての上りは大変な重労働だった。これは川船の宿命ともいうべきものだったから、よほどゆるい流れでもない限り、人力による曳き船なしに河川の舟運は成り立たなかった。」『和船 2』(ものと人間の文化史 石井謙治著 法政大学出版局 1995)
そっかー、片道だけでも楽ができるだけマシだったのかなぁ。
今も、宅配便による物流って、ますます重要になっているけれど、江戸、明治、大正、昭和も大切で、しかも舟で運んでいたというのがスゴイ。
物流について考えさせられたし、船問屋の建物を今も大切に保存しているふじみ野市には頭が下がる思いがしたのでした。
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「流れに遡っての上りは大変な重労働だった。これは川船の宿命ともいうべきものだったから、よほどゆるい流れでもない限り、人力による曳き船なしに河川の舟運は成り立たなかった。」『和船 2』(ものと人間の文化史 石井謙治著 法政大学出版局 1995)
そっかー、片道だけでも楽ができるだけマシだったのかなぁ。
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