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(=⌒▽⌒=)

コミュニケーション能力って大事ですよね。

僕は

コミュニケーション能力=仕事ができる能力

だと思っているほどです。

だって、コミュニケーション能力が高ければ、
自分ができないことは他人に任せてしまえばいいし、
極端な話、指示だけだしていれば、仕事はできてしまうわけで。

今の時代、若者の間では
コミュニケーション能力を

コミュ力(こみゅりょく)

と言うようです。


でも、若者たちが使う「コミュ力」というのは
僕らが思っているようなコミュニケーション能力
以上のものを指しているようです。


具体的には、非常に繊細な気を使って
対立をぼかし、お互いに摩擦が起こらないように
コミュニケーションを取ること。
(「『個性』を煽られる子どもたち」土井隆義著 岩波書店)

のようです。

本書では、

「若者は関係の摩擦なし化、スムーズ化のために
絶えざる努力をしている。」

と半分、茶化して書いているのだけれど、
これって、かなり高度なコミュニケーション能力を指しています。

実は、合気道の極意に相通ずる考え方なのです。

合気道は相手の攻撃を「摩擦なし化」、「スムーズ化」
することを目指していて、さらに中心を攻める、
中心を制することができればOKなのです。

社会学者たちは、若者のコミュニケーションを
揶揄(やゆ)している風なのですが、

合気道を修行する僕からすると、
ずいぶんと今の若い子たちは

合気道の極意に通ずるような高度な
コミュニケーション能力を求めているんだなと
感心した次第です。

「回避する力」「ぼかす力」をバカにしちゃいけません。


戦い、戦闘をある種のコミュニケーションと捉え
先人が到達した高度な「コミュ力」が、武術なのかもしれません。


今の繊細な若者たちは、知らず知らずのうちに、
武術の達人レベルのコミュニケーション能力を
求めていることに、びっくりさせられたのでした。


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