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(＝⌒▽⌒＝)
合気道の道場に３人のイラン人が
１か月間滞在して、修行して帰国しました。
いずれも、三段、四段の有段者たちです。
僕らが学ぶ合気道は、相手のチカラに逆らわない
柔らかい合気道なのですが、
イラン人が習得している合気道は、
パワー全開の格闘術としての合気道。
日本の合気道は、「気がつくと崩されている」感じなのですが、
イランの合気道は、関節技をゴリゴリ極められて痛い。
彼らは、柔らかい合気道の習得を目指して
来日したはずなのですが、何も進歩しないまま
イランに帰っていきました。
日本では師匠のいうことはゼッタイで
教えられたことをそのままやるのが当たり前。
でも、イラン人は師匠が指示したことをやらないのです。
※引率してきたイラン人の師範が「そーゆー国民性なのです」と
いっていたので、本当なのでしょう。
たとえば、日本人の師範が、「相手の攻撃を内側にさばいてください」
と指導したとします。
僕ら日本人は、相手の攻撃を内側にさばいて、
師範に動きをチェックしてもらいます。
ところがイラン人は、なぜか外側に攻撃をさばき、
「師範は、内側に攻撃をさばけといっていますよ」
と僕らが伝えても、
「俺はこの技を１５年やってるんだ、
外側に攻撃をさばくほうがいいに決まっている」
といって、いうことを聞かないのです。
日本人道場生は
？？？
って感じで、びっくり仰天。
そんなことがずっと続きました。
お前ら、日本にわざわざ高いお金を
払って、手間暇かけてやってきて何がしたいんだ？
こんな調子なので、みんな技が自己流なんです。
この人達に何かを伝えようとしても
正しく伝わらないんだろうな。
引率してきたイラン人の合気道師範はあきれながら、
「イラン人には同じ技を8回以上やらせることは
不可能なんです。みんな勝手に違う技をやりはじめてしまう」
といいました。
国民性だとはいうけれど、
人としてどうなんだろう？
イラン人が合気道を学ぶ姿勢をみて
素直な気持ちで学ぶってやっぱり大事だなと
思わずにはいられませんでした。
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