7月23-24日で合宿を行いました。
今回の合宿は、8月9-10日に東京武道館で開催される「和道流全国大会」に向けての、出場するメンバーだけの合宿です。
合宿場所は水海道あすなろの里
ここは、じゅくちょーや莉奈先生、建児先生が学生時代に何度も合宿をした思い出の場所です。
7月23日
16:00-19:00練習
24日
05:30-6:30朝練
一言主神社にお参り
09:00-12:00練習
二日間で7時間稽古しました。
ちなみに、じゅくちょーの学生時代の合宿スケジュールは
朝練1時間
午前練2時間半
午後練5時間半
これを10泊11日
合宿中は1日も休み無しです。
今思い出してもシビれます。
大事なのは「量より質」なんですが、質は量からしか生まれません。
結局、やっぱり量が大事なんだと思います。
そう考えると、武道を志すなかで本当に大事なのは結果ではないのですが、その大事なことは徹底的に結果を追い求める中でしか分かってこないのかもしれません。
しかし、じゅくちょーはいつも生徒に「目先の勝ちにこだわるな」と教えています。
「勝つこと」よりも「勝ち方」にこだわりなさい。
勝っても負けても、最後まで礼儀を忘れてはいけない。
私生活から正しい行いを徹底して、稽古態度を正しくして、仲間や周りの人から応援される人間になりなさい。
と、結果以前のことを徹底して教えています。
それは、あまりにも最近の空手界が結果主義になっていると感じているからです。
「スポーツ」「競技」の要素が強くなりすぎて、「武道」「精神」の部分がなおざりにされている気がするのです。
だからこそ、武道塾の生徒には口癖のように「目先の勝ちにこだわるな」と伝えています。
保護者からすれば自分の子どもを「勝たせたい」と思うはずです。
もちろん、じゅくちょーも本当は自分の生徒を勝たせたいです。
しかし、結果ばかりにこだわることは、本質を見失うことにつながる危険性が多いにあるのです。
これは本当に恐ろしいことなんです。
本人は本質を見失っていることに気づけないんですから。
皆が病にかかったとき、それは病ではなくなります。
その病気が普遍的なものとなり、「異常」なことではなく、社会的「正常」とみなされるようになるのです。
日本人が日本の文化を忘れたとき、この国はどうなるのでしょうか。
国民が自国の歴史や文化を学ばなくなったとき、その国が一気に衰退していくことは歴史が証明しています。
結果を求めることは、自分の技術を高める上でも、精神的に成長する上でも、非常に大切な「手段」です。
じゅくちょーの仕事は、競技としての「空手」と、「武道」としての空手のバランスをしっかりとって、子どもの成長に寄与していくことだと思います。
武道塾が一生懸命「結果」という道なき道を進んでいるとき、じゅくちょーは高い木に登って「目的」というゴール地点をしっかりと見定めて、「ちょっと道がそれてきているから、もう少し方向を変えよう」と、全体を正しい方向へと導いていく。
その方向へ武道塾みんなで進んでいく。
だからじゅくちょーは正しい道を見定める「責任」があります。
もし、じゅくちょーが道を間違えると、全員が被害に合うことになります。
進むべき道を指し示す「心のコンパス」を持って、人生の目的を照らし出す「心の灯台」を見据えて、大海原を航っていきたいですね。
前に前に。
泣きはなし。









