ツバメの子はまだまだ親の手助けが必要なようです。
先日全仏オープンの1回戦に勝利した後の会見で練習パー
トナーだったアルゼンチンのニコラス・キッカー選手につ
いてテニスの不正監視団体TIUが2015年当時の下部
ツアーで八百長を行ったと特定し正式裁定が下るまで出場
停止処分を下した件について聞かれた錦織圭選手は彼が永
久追放処分の危機に瀕している事を踏まえてトップ50に
入れる良い選手だと思っているので正直言って非常に悲し
いとコメントした。
更にそんな彼の行為を理解したいとは思わないが最初から
厳しい生活を強いられお金が無くて困っている人もいると
思うけれどもノーと言えるだけ強く無いといけないと語っ
た。
非常に日本人らしいコメントだと思った。
確かに八百長はギャンブルさえコントロールしてしまう程
最低の行為である。
しかし現代のプロスポーツ界に於いては世界のトップを目
指そうとすれば相当な資力が必要であり幸運にも才能を見
出され有力な企業のプログラムによって見出された選手は
厳しい練習と実績との交換によってお金の心配をする事無
しに競技に打ち込む事が出来るが市井の才能ある選手が個
人的に世界のトップに立ち向かうというのは事実上不可能
な事である。
その辺を踏まえた錦織圭選手の発言は競技は同じ土俵の上
で正々堂々と公平な条件で戦うものだとする日本人の心情
を代弁したものだと感じた。
より有利な状況を作ってどんな手を使ってでも勝ちに拘る
欧米の精神性との違いをつくづく感じさせられた。
