DSC_0210.JPG

 

ツバメの子はまだまだ親の手助けが必要なようです。

 

先日全仏オープンの1回戦に勝利した後の会見で練習パー

トナーだったアルゼンチンのニコラス・キッカー選手につ

いてテニスの不正監視団体TIUが2015年当時の下部

ツアーで八百長を行ったと特定し正式裁定が下るまで出場

停止処分を下した件について聞かれた錦織圭選手は彼が永

久追放処分の危機に瀕している事を踏まえてトップ50に

入れる良い選手だと思っているので正直言って非常に悲し

いとコメントした。

 

更にそんな彼の行為を理解したいとは思わないが最初から

厳しい生活を強いられお金が無くて困っている人もいると

思うけれどもノーと言えるだけ強く無いといけないと語っ

た。

 

非常に日本人らしいコメントだと思った。

 

確かに八百長はギャンブルさえコントロールしてしまう程

最低の行為である。

 

しかし現代のプロスポーツ界に於いては世界のトップを目

指そうとすれば相当な資力が必要であり幸運にも才能を見

出され有力な企業のプログラムによって見出された選手は

厳しい練習と実績との交換によってお金の心配をする事無

しに競技に打ち込む事が出来るが市井の才能ある選手が個

人的に世界のトップに立ち向かうというのは事実上不可能

な事である。

 

その辺を踏まえた錦織圭選手の発言は競技は同じ土俵の上

で正々堂々と公平な条件で戦うものだとする日本人の心情

を代弁したものだと感じた。

 

より有利な状況を作ってどんな手を使ってでも勝ちに拘る

欧米の精神性との違いをつくづく感じさせられた。