日本国民は明治維新以後、ずっと政府に騙され続け
て来た。

よって、第二次世界大戦の敗戦によって国民の政府
に対する不信は決定的となってしまった。

国民 ( 開かれた社会に於いて自由な教育を受けた者
達 ) は、それ以後政府、官僚の言葉、行動を全て信
じなくなった。

それどころか、彼等の遣る事、為す事、全部懐疑的
な目でしか見なくなった。

但し、これまで日本が市民の手でこの国の在り方を
変革しようとした時、政府の口車に乗って我が身可
愛さの自己の利益しか見る事の出来なかった頑迷な
農村の地主とそれに連なる無学な農民達は揃ってそ
の大事な変革を潰して来たのである。

よって、今頃になってTPPに反対する様などお笑
い種のこんこんちきである。

嘗て天に唾して己の首を己の手で締めて来た日本の
愚民達は、未だに愚民を騙し続けて己が利欲を漁り
尽くそうとする政治家、官僚に良いように利用され
続ければ良いのである。

この国は、アメリカ合衆国のお妾国家であり、韓国
中国に対しても敗戦国としての対応しか出来ないの
である。

この状況を変える事が出来るとすれば、第二次世界
大戦前夜の日本の如く帝国主義化する中国を諌める
べく戦争を仕掛け、その戦争に勝って攻守所を替え
る事である。

果たして日本にその覚悟が有るや無きや?

そんな覚悟も無く悪戯に他国との国際緊張を高めん
とするは、誠に以って愚かな行為である。

まあ、政府の事など何ひとつ信用していない者にと
っては、どうでも良い事なのである。