なぜか人事権を手に入れた
TBSアナウンサーの喜入友浩(きいれ ともひろ)が
ニュース23を改革していました。
喜入「今日からニュース23の番組プロデューサーを拝命いたしました、喜入です。
よろしくお願いします。
私は大学で統計学を学んでおりましたので、統計に基づいた番組改革を断行させていただく所存でおります。
これは、山本アナが一時離脱した、ニュース23を支える上での急務でございます!
みなさま、何卒お力添えのほど、よろしくお願いします!」
小川彩佳
「でも、喜入くん、
改編期はまだ先だし、今この段階でどこを変える必要があるの??」
喜入「はい、小川さん。
今は多種多様なメディアが存在します。
テレビも今までと同じで胡座をかいていては、視聴率は取れません。
そこで!人事の移動を行います!」
小川「えぇ?! 人事?!
この時期に人事をいじるなんて、、それにあなたそんな権限はないでしょ?!」
喜入「人事はすべて私に一存すると、前任のPから頂いております。」
小川「もしかして、、私を移動させるとか?」
喜入「いえ、小川さんはファンも多いですし、お父様が怖いので、今替えることは考えていません。このまま、メインキャスターをお願いいたします」
小川「お父様って……
じゃ、じゃあ、一体誰を……
まさか、真子ちゃんを?!」
喜入「いえ、田村さんは全面的にお父様が怖いのでいじりません!」
小川「全面的にお父様って……はっ、じゃあ上村さんを?! 彩ちゃんを移動させるのね?!」
喜入「上村さんは僕の好みなのでいじりません」
小川「喜入くんの好み…なのね。。はじめて知ったわ。。」
喜入「はい!上村さんは僕の好みですっ!」
小川「いや、そんなにハッキリ言わなくてもいいわよ……」
喜入「上村さんは僕の好みです!!!」
小川「もう、いいわよ…」
喜入「上村彩子さんが好みです!!!」
小川「もういいって 言ってるでしょ!」
喜入「何度でも言いますよ!上村さんは僕のぉおーー!!、!」
小川「いやぁあー!!!もう、やめてぇーー!!!!」
星浩「ほら、喜入くん、小川さんも嫌がってるじゃないか。。 誰も君の好みなんて 聞きたくないんだから…もうやめなさい」
喜入「星さん、そんな余裕かましてていいんですか?
移動するのは あなたなんですよ」
星浩「えぇ?!!私!!?」
喜入「はい、星さんに移動していただきます」
星浩「な、何をばかなこと言っているんだ!
一介のアナウンサーが 私の人事をどうこうできるわけがないだろ!」
喜入「言ったでしよ? すべて私に一任されていると」
星浩「ぐっ… 私がこれまで、どれだけニュース23に貢献したと思っているんだ。。
筑紫さんからいただいたこのバトンを こんな小童に持ってかれるなんて… くそっ…」
喜入「なにか勘違いされてませんか?」
星浩「勘違い? 降板だろ…… 私を降板させて
キャストを一新させる気なんだろ。。」
喜入「いえ、星さんにはニュース23にとどまっていただきます」
星浩「え? だって、さっき移動だって、
、」
喜入「はい、移動していただきますが、辞めていただくわけではありません。」
星浩「じゃあ、一体私にどうしろと…」
喜入「星さん、あなたには台風中継をやっていただきます」
星浩「た、台風中継っ?!!」
小川「え、喜入くん、ちょっと待って、
台風中継って、星さんはアンカーだよ?!」
喜入「はい、星さんはアンカーでしたが、
それではフレッシュさが足りないんです。
時代はめまぐるしく変わっています。
ダイバーシティが必要なんです。
そこで、様々な立場の声を取り入れるため、
アンカーも週替わりで、多種多様な人材を入れていくつもりなんです」
小川「ダイバーシティって、8チャンみたいなこと言い出したわね……まぁ、狙いはわからなくはないけど、
星さんが台風中継って意味が分からないわ!」
喜入「正直、今までアンカーの立場にふんぞり返っていた星さんの評判が良くないんですよ
でも、私も星さんが見れなくなるのは寂しい……
そこで、考えたんです。
星浩が台風中継して、がんばっているのを見れば、視聴者の風当たりも よくなるのではないかと!」
星浩「そ、それは、唐突すぎるだろ!」
小川「そうよ、星さんは今までアンカーで番組に貢献してきたんだから、、
それに今時期、台風なんて発生しないわよ?」
喜入「台風がこないなら、行けばいいんです。
星さんには世界の台風に赴いて、中継をしていただきます。」
星「なにを馬鹿な……」
小川「で、でも、台風なんて起きてないときもあるでしょ? それにこの時期に世界を飛び回るなんてこと、できないでしょ?」
喜入「ないなら、造ればいい。
放水と扇風機で台風を作ればいいんです」
小川「それじゃ、まるでバラエティ番組じゃない!!」
喜入「バラエティなんですよ!!小川さん!
今の視聴者はバラエティを求めてるんです。
面白ければ観る。面白くなければ観ない。
至って、シンプル! かつ、冷酷なんです。
だから、ニュース23も報道要素のみでは
やっていけないんです。
これからは、鼻フック洗濯バサミなど
さまざまなバラエティ要素を取り入れていきます」
星浩「私は鼻フックなんて絶対やらんぞ!!」
喜入「はい、分かってます。いきなり、星さんに鼻フックは酷だと思いますので、まずは石井さんにやってもらいます」
小川「スポーツ担当の石井くんに?!!」
喜入「はい、あのスポーツの原稿読みのテンションでどさくさに紛れて 鼻フックをしてたって違和感がありませんからね」
小川「確かに……石井くんのスポーツのテンションは異常だから…鼻フックしてても違和感がないかも…」
喜入「はい、では手始めに、
石井くん、今日のニュースから鼻フックでやってくれるかな?」
石井「石井くん…て俺先輩だけど…
まぁ、別に嫌じゃないな…」
星浩「石井くん!!嫌なものは嫌だって ちゃんと言った方がいいよっ!!」
石井「いや、星さん、
なんかですね、スポーツコーナーやり出してから
テンション上がるんだけど、なにか足りないなーと思ってたんです。
この情熱は、言葉だけじゃ、伝わらないなーって。
だから、鼻フックは面白いかなって。
鼻フックは渡りに船です!」
星「言葉だけでいいんだよ!君はアナウンサーなんだから!! やめなさい!鼻フックなんか、やめなさい!」
喜入「星さん、いいんですか?石井くんがやらないなら、星さんがやることになるんですよ?
『どうも、アンカーの星浩です。
今日は、鼻にアンカーが引っ掛かっておりまして…ぶひっ!』
て具合にね」
星浩「や、やるわけないだろっ!?」
喜入「じゃあ、石井くんの鼻フックスポーツにご賛同いたただけますよね?」
星浩「……石井くん、まだ若いんだから、頑張りなさい。」
小川「ちょっと星さん?!!」
石井「あっ、小川さん、僕大丈夫です。
むしろ今、、燃えています!」
小川「ほら〜石井くんの変なスイッチはいっちゃったじゃなーい!」
喜入「じゃあ、鼻フックスポーツは石井くんで……星さん。あなたには…」
星浩「台風中継はやらないからな……」
喜入「いえ、お天気コーナーをやっていただきます」
星浩「お天気コーナー?」
喜入「はい、柔らかいイメージがあるお天気コーナーで、イメージ回復するんです。
『今日の東京は、曇り空でした。私の心の天気も曇りでした。
っていつもどんよりしてるやないかーいっ!
まんねん、曇天、星浩!』
っていう具合にね」
星浩「ぐっ……そんなこと、、、、」
喜入「鼻フック…」
星浩「わ、わかった! 少しのあいだだけだぞ!」
喜入「ご協力ありがとうございます。 あと、スポーツですが…」
星浩「スポーツは、石井くんで決まったじゃないか」
喜入「はい。石井くん…と星さんでお願いいたします。」
星浩「え? スポーツもやるの?」
喜入「はい、星さんに足りないのは、柔らかさと笑顔と元気です。
お天気コーナーで柔らかさを、スポーツで元気を取り戻して、そうすれば自然と笑顔が溢れてきます。
だから、星さんには、お天気兼スポーツコーナーをしばらくのあいだお願いいたします。」
星浩「別にスポーツくらい、やってもいいが…
私のキャリアが全然役に立たないじゃないか……」
小川「でも、星さん、
ちょっとのあいだやってみたら?
なかなか星さんの年でそういう経験できないし……山本さんが帰ってくる少しの間だけだから…」
星「ん? う、うん。。まぁ、、
小川さんもそういうなら、ちょっとやってみるか…」
喜入「ご理解、ありがとうございます! 一緒にニュース23を盛り上げていきましょう!」
小川「そうね、やってみなきゃ分からないものね!」
石井「鼻の穴、鍛えておかないとな!」
こうしてニュース23の改革は断行された。
メインキャスター 小川彩佳
サブ 山本恵里伽(復帰待ち)
スポーツ 星浩&石井大裕(鼻フック担当)
お天気 星浩(お天気名:万年曇天星浩)
アンカー 喜入友浩(兼プロデューサー)
控え 上村彩子 田村真子
そして、この話が、星浩を鼻フックへと導くプロローグに過ぎないことをキャストたちは知るよしもなかった……。
次週 「星浩、お天気コーナーで田村真子に鼻フックをかまされる!」の巻
絶対見てくれよなっ!