出だし、キリストさんかと思った…
ここは家電量販店。
私は季節もの家電を 眺めている。
今日は扇風機をみにきた。
ゆっくり、眺めたい。
家電マニアではないので、羅列された数字に
こ、このスペック!
はぁ…はぁ… たまらないずら…
なんて興奮したりしない。
もちろん、機能もみるが
主には、フォルムとか、色合いとか、部屋に合うか……などを考えながら眺めている。
このサイズ……あそこに置けるな…
いや…待てよ、裏面に磁石がついている…
とうことは、風呂場のサーキュレーターにいけるんじゃないか…
ん? いやだめだ… サイズが合わない…
と
売り場にいながらも、魂は自分の家にいたりする。
だから、そこに居るのは 私の抜け殻なのだ。
でも、この抜け殻状態が 至福の時なので
私はできたら1人で見たい派なのである。
……できたら そっとしておいて…
と思うタイプだ。
しかし、家電量販店の店員さんは、そうとはつゆ知らず 話しかけてくる。
まぁ、マンツーマンで来る分には、全然構わない。
仕事だし、マニュアルもノルマあろう……
馬が合えば、話して楽しいこともある。
購入の一助になることもあった。
なので、通常は なるべく協力はしたい。
ただ、スッポンディフェンスみたいなのは 勘弁なのだ……
一挙手一投足に対して
亀のように食らいついてくる 強対応だ。
「それは、最新の機能でして…」
「お目が高い…」 「やっぱりそこ触りましたね」
「お客さん、買うなら今ですよ」 「今なんと10%OFF!!!」
とか 畳みかけられると、 萎縮してしまう…
そして、極めつけに
「私もこれもってるんですよ」
とか言われると…
なら、いらねーや! ((((;゚Д゚)))))))
と思ってしまうんです……
ごめんなさい… 性格悪いですよね…
尊敬する あの人なら そんな人にも優しく説き伏せてあげるのでしょう……
柳原可奈子のネタにされるほど 地に落ちたセールストークを繰り広げる
その人に 胡散臭さを感じてまうのだ……
だから、普通の人ならいい。
希にいる ゴリゴリの人が苦手なだけなのである…
だけど…そんなスッポンディフェンダーも
今日はこない…
あれ? なんか、拍子抜けするな…
と思いながらも、しばらくアレコレみていた。
スーッ…
このクリップは、あの棚にかけられるね…
でも、グリップが強すぎたら凹んじゃうかな… えへへ…
ブツブツ…
次第に私が抜け殻になりはじめた。
しかし、今日はどう言うわけか
抜け切らない…
おかしいな。。と思っていると
なにか…視線を感じた…
ん? と思って振り返ると
真後ろにジーっと私をみつめる 店員が突っ立っているではないか…
ビクゥっ!!!:(;゙゚'ω゚'):
私「あ…こ、こんにちわ…」
店員「いらっしゃいませ……」
……
怖えーよ。。
そして、声ちっちぇーよ…
俺だけに見えてるとかじゃ ないよね…?
あーびっくりした。
その距離にいるなら、話しかけてよ…
て思ってたら、 ?!
他にも氣を感じる。
これは……
ー1人じゃない。。。
バッ! バッ!
あたりを見回すと 4、5人が遠巻きに私を
見つめているではないか……
ゾーンディフェンスだ。。。
1人だけプレッシャーをかけるタイプの ゾーンディフェンスである…
ゾーンプレスか……
薄〜いプレッシャーだけど…
京風のお出汁だけの、あの感じ。。
……
そして、
みんな一様に小声で「いらっしゃいませ……」
ゾクッ…
回っているはずのない、コンセントの抜けた扇風機から冷気を感じた。
仄暗い影を落とした
大人4、5人に取り囲まれる怖さ…
煌々と照らされる売場にあっても その恐怖は私を怯ませた。
あ… あ… あぅ、、 あぅぅ…
(: ゚д゚)
ゾーンで取り囲む 亡霊の様な店員たち
「いらっしゃいませ…」
「どうぞ、ご覧ください…」
「お安くします…」
「お気軽にお尋ねください…」
「トイレはあちらです…」
い、、、
いやぁああああ!!!
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!!!!
私は恐怖でよどむ 売場から逃げ出した。
たぶん、
ここはかなりアグレッシブでぞんざいな対応の店員が多めだったので
クレームがきたのかも知れない……
「お客様に威圧感を与えないように」
とか言われたのかも知れないけど
逆にこわかった…
戦慄の家電量販店、夕涼みにピッタリだが、
、おすすはできない。
戦慄の家電量販店
恐怖指数 ★★★★☆



