占星術を教えてもらっている方からオススメされて、書籍「占星学」を読んでます。

 

 

 

リズグリーンさんによる書籍で、岡本翔子さんと鏡リュウジさんが翻訳されています。


ユングの心理学をベースに占星学を捉えた本で、「心理占星学」のジャンルになります。

 

 

 

章立ては下記9つ。

 

第1章 無意識の言葉

第2章 潜在的可能性を示す惑星地図

第3章 風、水、地、火—心理学的タイプ

第4章 美女と野獣

第5章 内なるパートナー

第6章 心の性生活

第7章 汝の父と母を敬え…ただし条件付きで

第8章 絶対確実な内面の時計

第9章 水瓶座時代の人間関係



 

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個人的に外国語の和訳本は苦手なので、すんなりと読み進める事ができないのがキツイ…。


ですが、書籍の中の気になる文章をいくつか書いてみます。

 

 

 

第1章「無意識の言葉」

「もし自分自身を探求し、本当の可能性を十分にはっきしたいと思うなら、まず初めに無意識の言葉を学ばなければならない。」

「それは疑いもなく異質のものであり、あまりに異質なため夢や幻想、感情的爆発などとして現れると、神経質に笑ったり、肝をつぶして目を背けたりしてしまう。」

「自分を喜ばせたいがために我々は自分の家の主人だと信じている。しかし実際のところ驚くほどに、我々は無意識の心の固有な機能に依存している」

「現代心理学が無意識と読んでいるものは、かつて古代人に神、または神々として知られていたものだとも考えられる。このようなことを考えると、何世紀にも渡って反目し合ってきた科学と宗教が、乗り物は違うものの、互いに同じ方向に、同じ神秘に向かって旅をしている」

 

 

 

第2章「潜在的可能性を示す惑星地図」

「バースチャート(出生天宮図)は人の運命を宿命的に記したものではなく、むしろ人の性格の潜在的発展性の大まかな筋を象徴するものである」

「バースチャートは象徴的な意味で言うと、個人を作り上げている様々なエネルギーのパターン、または心の構成要素を表す一つのモデルなのだ」

「結局人がそのために誕生したとも言える、より大きな目的を果たす意義のある人生を望み、自己実現を試みるのなら、自分の本質にあるこのような面を無意識の果てしない暗闇に沈めてしまうのではなく、それを光の中に戻す事が非常に重要である」

「バースチャートは、潜在的に人格に属する全てのものの種もしくは青写真である。最も本質的な意味で、それはロードマップである」

 

 

 

第3章「風、水、地、火—心理学的タイプ」

ここでは、12星座が持つ四つのエレメント(風、水、地、火)について解説しています。

地=感覚、水=感情、風=思考、火=直感。

 

「心理学は人間を類型化(タイプ分け)するという、尽きることのない興味深い遊びを発見したが、そのずっと以前にルネッサンス哲学が人体中の体液の理論をもとに、基本的な四気質を仮定している。それは憂鬱気質(地)、粘液気質(水)、多血気質(風)、胆汁気質(火)の四つである」

「しかしこのタイプ分けというゲームに興じていると、自動的に罰が下る。」

「人間の心は全体性へと至るよう努力する。それを完全に理解するためには自ら体験することが必要」

「全体性とは完全を意味するものではない。」

「獣帯(Zodiac)は全体の象徴であるが、このような全体性はどのバースチャートにも見出すことが出来ない。なぜならバースチャートで使う惑星は10個のみでその内の7つだけが個人の性格や自我の構造を表すという意味でパーソナルなものとされている。バースチャートの中にその惑星が配置しうるのは十二宮と十二ハウスである」


 

ここまで読んだ時点で既にいろいろ分かった気になって満足感もぐもぐ

それなのに、まだ1/3しか進んでない…。

 

 

 

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第4章「美女と野獣」

「心理学的タイプ論を少し理解した次は、人間の心の奥に潜む、暗く、破壊的な側面に目を向ける事ができる。それはユングが「シャドウ」と呼び、占星術では土星に関連づけられている心の側面……「境界上の魔物」である」

「シャドウは(中略)土星の象徴との親密な関係があるように思われる」

「土星は変容した後に、そこから精神的な黄金を引き出すことのできる原材料である」

「誕生ホロスコープの土星の位置は、人がその中でなぜか発育を妨げられ、あるいは発達を止められてきた生き方、彼が無力、神経過敏あるいはぎこちなく感じるだろう部分、そしてその反動として過剰に強くあろうとしたり、頑なな顔を見せようとする面の全てを示している」

「しかしながら、シャドウを受け入れ、この不運を惹きつけるものとして作用しているものの内に何があるかを見極めようとすれば、その人は土星が力の源、またゴールへの小道を照らす篝火となるのがわかるだろう」

 

 

第5章「内なるパートナー」

「アニマとアニムスは分析心理学における最も神秘的な主題の一つである。

 アニマは女性的要素、魂を意味する(男性が持つ女性像)

 アニムスは男性的要素、風、呼吸ないし精神を意味する(女性が持つ男性像)」

「アニマの四つの基本類型「マザー(母)」「ヘタイラ(神殿娼婦)」「アマゾン(女戦士)」「メディウム(霊媒)」」

「アニムスの四つの基本類型「ファーザー(父)」「プエル・エテルヌス(永遠の少年)」「ヒーロー(英雄)」「ワイズマン(賢者)」

「男性にしても女性にしても、内なる異性の存在には盲目であり、自ら選択したパートナーが自分のアニムスないしアニマに類似しているために選択されたという事実に気がつかない」

「男性のバースチャート上の女性原理の星(月および金星)、女性のチャート上の男性原理の星(太陽と火星)は内なるパートナーを示唆する」

 

 

ここまででちょっと疲れたので、第6章以降はまた今度汗うさぎ



なかなか読み進められませんが「心理占星術」というのが、なかなか奥が深いのはわかりました。



「占星術」って言っても色々あるんですね。

 


 

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どこまで学べば自分は満足するのかが気になってきたので、どんな種類の占星術があるのか調べてみましたにやり


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■ 伝統占星術(トラディショナル占星術)

紀元前から中世ヨーロッパまでの技法を重視する古典的な占星術

7つの古典的惑星を主に使用(太陽〜土星まで)



■ 現代占星術(モダン占星術)

20世紀以降に発展したアプローチ

天王星、海王星、冥王星など外惑星も活用

心理分析や自己理解を重視(ユング心理学の影響あり)



■ 心理占星術

個人の内面、無意識、性格傾向の理解を目的とする

コンプレックス、葛藤、成長のテーマに注目

セラピーやカウンセリングと相性が良い

自己理解や自己実現を深めるためのツールとして使われる



■ 進化占星術(エボリューショナリー占星術)

魂の進化と過去生(カルマ)にフォーカス

ドラゴンヘッド&テイル、冥王星の配置を特に重視

「なぜ今この人生を生きているのか?」という根本テーマに迫る



■ 医療占星術(メディカルアストロロジー)

健康状態や体質傾向をホロスコープから読み解く

各天体や星座に対応する体の部位を重視

医療従事者やヒーラーによって補助的に使われることも



■ ホラリー占星術(質問占星術)

特定の質問に対して、質問した時の天体配置(ホラリーチャート)で答える技法

「失くしたものは見つかるか?」「この相手と結婚するか?」などに即答できる

技術的には非常に精密で、判断基準が明確



■ 選時占星術(エレクショナル占星術)

最良のタイミングを選ぶための技術(結婚、開業、引っ越しなど)

成功の確率を上げたいイベントの日時決定に使う



■ マンディーン占星術(社会占星術)

国家、経済、地震、戦争など社会的出来事を読む

国の建国図や選挙のホロスコープを使う




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現在は「現代占星術(モダン占星術)」と「心理占星術」が主流のようです。

  • 個人の自己理解・自己成長をサポートするニーズが高まっている
  • 心理学やスピリチュアルと融合しやすい(ユング心理学、トランスパーソナル心理学など)
  • カウンセリングやコーチングとの親和性が高い
  • SNSやYouTubeなどで発信しやすく、共感を呼びやすいテーマが多い(恋愛、仕事、人間関係、自己肯定感など)



一方で、過去生や魂のテーマに興味ある人に刺さる「進化占星術」や、欧米や一部プロ占星術師の間で実用的な答えが出せるとして「ホラリー占星術」や「選時占星術」が、占星術のトレンドとして注目が高まっているようです。




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現在私は「現代占星術」を教えてもらいつつ、書籍で「心理占星術」に足を踏み入れたところ。



私としては「なぜ今この人生を生きているのか?」という根本テーマに迫る「進化占星術」が気になるので、この先、そこまでは勉強したいなにやり