小説「キッチン」を読みました
初版は1987年
あれだけ有名なのに、一切読もうとしなかったのは何故なんでしょう
37年の時を越えて読んでみました
ああ、こういう時代だったかな、と思ったり
えり子さんという美人のお父さんが出てくるあたり、イマドキのD&IとかLGBTQ+の最先端だなと思ったり
当時、最先端過ぎて読めなかったのかな
いやいや、そもそも小説じゃなくてエッセイだとばかり思ってたし
ともあれ
天涯孤独になった女子大生の寂しさと、そこに生まれた優しさと、それによる癒しと、それによる感動と、そして強く生きようという覚悟
生老病死、バイオリズム、感情、波動、運
その波に漂う
人生はそのこと自体が楽しいのかもしれない
それをなんとなく感じることが出来たのは
波に漂ってきたおかげかもしれない