仕事の休憩時間、友人に「成功の循環モデル」の話をしたら、メモを取ってくれました
その友人が良い話だったと言ってくれたので、ブログに残しておくことにしました
組織って大体PDCAを回します。
計画して(Plan)、行動(Do)して、結果を見て振り返って(Check)、対策を練って(Action)、計画を立て直して(Plan)、また行動する(Do)というサイクル。
これが当たり前になっていることが多いんですけど、ここには人の感情や組織内の人間関係は入ってないんですよね。
実際には、計画して、行動して、結果を見て振り返って、結果が悪いと上司に恫喝されて、落ち込んで、やけ酒飲んで、二日酔いで会社に行って、余計に怒られて… だったりして。
「成功の循環モデル」と言うのがありまして、そこではそもそも「関係の質」を上げるところから始めないといけないと説いています。
「関係の質」と言うのは、思うにこんな感じだと思います。
・顔を見かけた時「おはよう」とか「おつかれさま」とか、お互いの存在を認め合っている関係。
・この人だったら話しても大丈夫とか、話したら何か進みそうとか、我々なら出来る!といった信頼感や一体感がある関係。
・チームの目指すべき方向に対しての意見であれば、遠慮せず、気軽に何でも言える関係(心理的安全性)。
そういった関係性が出来ると、今度はポジティブ思考、当事者意識、創造力のような「思考の質」が向上するそうです。
そうすると「行動の質」が上がり「結果の質」が上がり、そしてまた「関係の質」が上がっていくそうです。
まとめると「関係の質」→「思考の質」→「行動の質」→「結果の質」というサイクルがぐるぐる良い方向に回っていく。
これが「成功の循環モデル」。
ところが目先の結果を追い求めて無理に結果を出そうとすると、悪い結果を見た上司は恫喝し、組織内の「関係の質」はボロボロになっていきます。
当然、成功の循環モデルには乗りません。
つまりPDCAは「関係の質」「思考の質」という考えは無く、「結果の質」と「行動の質」をぐるぐる回していると言われています。
これまでの社会は結果を出せば良いという風潮で「余計なことは考えなくて良いから、とにかくガンバレガンバレ」ではなかったでしょうか。
これまで(たぶん高度経済成長時代まで)はそれで結果が出ていたから良かったのだと思います。
しかし、今は何が起きるか分からないと言うVUCAの時代と言われ、いろいろやっても結果が出づらくなっていると思います。
そんな時代に組織にいる人間としては、どのようにしたら組織の「関係の質」を上げることが出来るのかを考えることが「結果の質」を確保する為に大事ではないかということです。
この話は「学習する組織」という書籍の中で紹介されています。
ただ、英語の書籍を和訳している書籍にありがちな理解しづらい文面っぽいなので、最初から日本人向けに書かれたマンガ版か「学習する組織入門」を読んだ方が良さそうです。
調べてみたら成功循環モデルに書いている分かりやすいサイトがありました
詳しくはコチラをどうぞ(最後は他人任せ)