最近、坂井風太さんっていう方の話が面白いよと紹介してもらいました
YouTube:TBS NEWS DIG【経済の話で困った時にみるやつ】
前編 https://youtu.be/lhHkSzINZt0?si=-17afSHyzLr-OA-e
後編 https://youtu.be/fQ0f3mso4Zs?si=ThosI6I_2jtTLEGQ
前編の「Z世代が3年以内に退職するワケ」っていうタイトルがキャッチー
ただ「Z世代」っていう言葉がイマイチピンと来ません
「Z世代」ってデジタルネイティブとか、物心ついた時からスマホが既にあったとか、バブルを知らないから夢を持たずに妙に現実的とか、ゆとり教育受けたとか、言われるまで考えないとか、散々言われているような。
でも、いずれの説明も「……で?」って感じなんですよねー
この動画を見て「なるほど」と思ったのは「Z世代」って、デジタル化以外にも人生100年時代/終身雇用の終焉/年金受給年齢引き上げ等さまざまな社会変化が起きている中で、複雑で生きづらくなった現代社会をどう生き抜くか自分自身で真剣に考えないといけなくなった世代ってこと。
世の中はイイ大学に入ってイイ会社に入れば生涯安泰といった護送船団時代ではなくなり、若いうちから役に立てるようなスキルを身につけてキャリアや人脈を築きつつ自律的に人生設計しないと生きていけないサバイバル時代なのだ、ということだと思います。
ただでさえどんどんロボットやAIに仕事を奪われていってますもんね
そんな中、昔のように「10年くらい我慢してたらそのうち分かる」なんてとんでもない教育はあり得ないってことです
そんなのんびりした育成されてしまったら自分の「キャリア安全性」が担保できないって発想するのがZ世代なのだと理解しました。
一方、後編のタイトルは「成長の人事戦略」。
組織側の悩みどころが透けて見えます。
- 組織側としては「そんなこと言うけど、パーパス?ビジョン?エンゲージメント?1on1?コーチング?横文字ばっかりだけど色々やってんのよ、どうすりゃイイのよ」みたいな
- 現場側としては「でもそれって、メディアで評価されてる自社の虚像ですよね?」みたいな
- 現場の課長さんたちは「なんか今までのマネジメントに比べてマジで大変なんすけど。ハラスメントやらコンプライアンスやらでやたら制約だらけの中で成果を出さないといけないし。完全に感情労働職なんですけどー」みたいな
- ベテラン世代は「俺たちやるだけやって美味しいところは頂いたから、後は次世代で適当にヨロシク!」って感じで「逃げ切り社員」なんて言葉で表現されちゃうし
こう書いていると、国内の企業ってどこも厳しんだろうなあと感じます。
ただ、今ここで真剣に考えて組織や社会を変えていけるかどうかが新しい時代を生きる鍵ですよね。
そうしないと「Z世代」は「ここにいて大丈夫だろうか?」と見切りをつけちゃいますからね。
私は紙があった時代を生きてきましたが、紙で仕事をしていた時の考え方や行動はちょっと横に置いておいて、これからの時代を考えていきたいです
ちなみの話ですが、人が主体的に動くための三要素は、
①自分が決めた(自己決定感)
②自分ならやれる気がする(自己効力感)
③自分をサポートしてくれる人がいる(組織需要感)
といった感覚なんだそうです。
なるほどと思ったのでメモメモ