うちの娘は「不登校」です

さらに言うと、児童相談所や療育センターで

「自閉症」とか「広汎性多機能障害」とか

いろいろなお名前がつけられるほどの

「こだわり」の持ち主です



えーえー、長女ちゃんが小さい頃は、この「こだわり」に

アタシが泣かされておりました

教師だったアタシにとって、それは辛かった

だって、教師かつお母さんな人って

セルフイメージが高いというか

「教師だから」ということで立派に子育てをしなければならない

という暗黙のプレッシャー!!

育児書・専門書・教育方法論

さまざまな方法が書かれた本を読んできて、セミナー受けて

いろいろな知識が頭の中に入っているはずなのに

だのに、我が子を満足に育てられない

思い描くいい子に育てられない恐怖感




アタシは、自分のような子になって欲しくなかった。

いじめられて友だちがいないなんて淋しい人生送って欲しくなかった

誰からも好かれる子になって欲しかった

ただただ、「行ってきます。」って明るく楽しそうに学校に行って欲しかった




はい、アタシの考えがゆがんでたんですね・・・

それに気づくのは、娘が6年生になってからという・・・




長女ちゃんは、アタシの思いとはうらはらに

いじめられました

無視されました

仲間はずれもされました

そして「学校に行きたくない」と泣き叫ぶ娘

担任は「何としてでも連れてきてください、なんなら迎えに行きます」と言う

先生の気持ちもわかるから

無理矢理連れて行って、車にしがみつく娘をひっぺがし先生に引き渡す

それさえも無理な時は、先生が家に入ってきて連れていく

毎日、毎日、娘の泣き顔を、心をわしづかみされそうな想いで見送る

アタシ何してんだろ・・・

もう、休んでいいよ・・・

そう、あの子に声をかけた





昨年度、引っ越しをして転校をした

離婚して実家に帰った時にも転校してるので

娘にとっては、6年間の小学校生活で、3校目

それさえも、アタシのわがままに娘を付き合わせてしまって…

と、いつもいつも、自分を責めてた

へたっぴな子育てでごめん

と…





転校してからも「不登校」はよくならず・・・

毎日ではないけれど、休みがちだった





でも、6年生になってそのうち「親友」ができた

放課後に友だちと一緒に遊ぶ

彼女にとってはすごくうれしかったに違いない

アタシも心屋に出会えたおかげで、

見張らずに、見守ることが、少しずつできるようになってきてた

だから、学校に行けるようになった娘を見て

嬉しく感じていた。

月に1~2回のお休みだけで行けるようになってた





それは、彼女の心の成長

そして、アタシの心の成長でもあった

アタシ、子育て間違ってない

アタシの子どもたちは、ちゃんと育ってる

人を思いやれる

自分の意見を言える

アタシは自分を責める必要はない





なのに、なのに、また休みがちになった…

11月になってから、もう何日目だろう…





アタシは心屋で学んだ「頑張らなくてもいい」が頭にあるから

つい、「行きたくないなら休んでいいよ。」と言ってしまった。


でも、ざわざわする。


この子、本当に頑張ってるの?

頑張って頑張って頑張り倒して、休みたいって言ってんの?

休んで、何してる?

夜ごはんを作ってくれたりしてるのは、アタシは嬉しいけど・・・

マンガ読んで、録画してるドラマ見て、YouTubeでアニメ見て

これって、これって、ただの「怠け」なんちゃうん?






今までは、学校に行くことを頑張ってたと思う。

で、たまに疲れた心と体を自分なりに1日休むことで

リフレッシュして、また頑張ろう!ってしてたんだと思ってる。

でも、今は違う!!

そんな、リフレッシュなんてかわいいもんちゃう!!

ただの「逃げ」としか思えへん!!





で、今日も駄々をこね始めた

行くといいながら、だらだらと眠り続ける彼女

行くというから送ろうとすると、行かないという

わけわからん





ブチーン!

ひっさびさ、キレた

でもね、怒り叫ぶとかではなく、

冷静にキレると人間ってこうなのねってのを自分で味わえるぐらい

自分ではない自分がそこにいた

すごく不思議な感覚だった。






行くのか行かないのか自分で決めてくれる?
自分どうしたいの?
そりゃさ、アタシどうしたらいいと思う?
って他人に聞くことはできるよ
でもさ、決めるのは全部自分なんよね
他人が決めることではないんだわ
他人に相談して、納得するなら
その意見にしたがってもいいし
逆に、えーって思うんだったら
アタシはこう思うからこうしてみるっていうこともできる
自分が思う通りのことを
自分が今したいことをちゃんと考えて決めな
自分を守れるのは自分しかいないんよ
そりゃ、いくらでも人は助けてくれるよ!頼ればね
ご飯作るのが苦手ならレストラン行けばいいしコンビニにも売ってる
片付けが苦手なら、ハウスキーパーにやってもらえばいい
洗濯が苦手なら、クリーニングに出せばいい
そうやって、自分が苦手なことは得意な人に任せることはできる
あんたが歩きたくないっていうなら、タクシー代わりに送っちゃるわ
そんな甘えならいくらでも受けるよ
でもさ、行く行かないは自分の意志やんか
それはお母さん決められんわ
あんたが夜遅くまで宿題してんのも頑張ってるなと思ってるし
そのあと、マンガ読んだりタブレットでアニメ見たりするのも
好きなこととして、やるべきことをやったのならご褒美的にいいわ
でもさ、睡眠ってすんごく大事なんよ
好きなこといっぱいあるからやりたいからって
睡眠まで削れとはいわん
時間ってさ24時間しかないんよね
調整しようや
お母さんだってやりたいこといっくらでもあるんよ
でも、この時間に寝るって決めてる
それは、次の日があるから、今日はこれだけって決めるんよ。
やりたいことだけやって次の日の生活をくずすんは違うと思う
それに、今のあんたはやるべきことからただ逃げてるんちゃう?
誰だって寝てたいし、寒いから布団から出たくないし、のんびりしたいわ
でも、あんたには学校がある
お母さんには仕事がある
お母さんも仕事行きたくないわ
でもさ、行かなきゃいけないものならさ、
行かなきゃって思うよりも、楽しみを一つでも見つけて楽しく行こうや
今日は給食がおいしそうだから行ってみよう
今日は大好きな授業があるから行ってみよう
今日は友だちと放課後遊べる日だから行ってみよう
毎日行く理由は違ってもいいやん





確か、このようなことを語った。

はいそれ、アタシ、ぜーんぶ、自分に向けてでした。




「目の前の問題はダミー」



アタシさ、まあ、いわば

「親教」から「心屋教」に、信じる宗教を改宗したのよね

そしたらさ、今度は

「心屋的にはどーなのよー」

って、考えちゃう自分がいて

なんせ、心屋歴、浅いからさ

根っこの部分ではまだまだ腑に落ちてもいないのに

ワードだけで、頭だけで、考えてるからさ

心屋さんはこんなこと言ってる

だからこうしよう!みたいなね

前提がひっくり返るならそれでいいんだけど

今度はそのワードにばっかり執着するからおかしくなるわけで




「不登校してもよい」

「頑張らなくてもよい」

は、その当時のアタシには必要だった言葉

だから今も「不登校してもよい」わけではないんだ。

それをいつまでもいつまでも持ち続けてるからおかしなことになる

その段階はもう終わったの。

今のアタシに必要なのは「本音を伝える」ということ

「逃げてる」ように見える
「怠けてる」ように見える

娘に伝えてみるということ

それは同時に、自分自身への問いかけ

自分、逃げてないかい?

好きなことばっかやって、やるべきことおろそかにしてないかい?

心屋のワードをうのみにして、この子と本気で本音でぶつかり合うこと、避けてないかい?






泣きながら娘は語りだした

「卒業制作がうまくできないの・・・」と

なんや、はよ相談すればいいんに・・・

あとは、彼女のどうしたいんかを聞き出してアドバイスして

はい、カウンセリング終了!!(笑)





ママのしたい仕事ってこういうことやねん!

彼女に伝えてみた

彼女は「イヒッ❤」って笑顔になった

はい、成功ですな(。-∀-)ニヤリ







はっ、ここに、素敵な練習台がおるやん!!(笑)






そして「心屋的にはどーなのよー!」に続く