まったくの素人から、突然とびこんだウェブ構築の世界。
なにがなんだかわからなくて、素材あつめや、確認のやりとりに、無我夢中でしがみついてこなしていた日々。
自分には知識も、経験もないから、ただただ、「丁寧に」「慎重に」
対応力だけで、得意先にくいこんでいくしか道はないと、心に決めて突き進んだ。
例えば「サーバ」の意味もわからない素人相手に指示を仰がなくてはならなかった
デザイナーの方々には、たくさんたくさん、ご迷惑をかけてしまって、
過去のメールのやりとりなんかを見返すと、恥ずかしすぎて穴があったら入りたくなる。
聞かれていることに対して、ちゃんと返答できてなかったり、伝わってなくてやり直ししてもらうハメになっていたり。
一緒に仕事をしている同じ会社のプランニング担当の女性(会社の頭脳・実力で中途入社)には、
最初は完全に存在無視されていた。
今度からサイトの件、担当になったブチコです
そうやって、初回の打ち合わせで挨拶をしたとき
現に彼女の冷たい視線には
「こんな素人つれてきて、いったい何の役にたつのよ、どうしろっていうのよ」
という困惑と怒りがきっちり感じ取れた。
打ち合わせのときに、「得意先まで一緒にタクシーで」といっても
断られちゃうなんてよくあることで、
これは仕事のできるできない問わず、人間として嫌われちゃってるのかな・・・なんて
落ち込んだときもあった。
そんなときに、彼女の休暇が一週間入った。
右も左もまったくわからない状態で、更に彼女という頭脳を失って、
正直パニックだったけれど
これまでちっとも進まなくて、どうしょもない得意先にやきもきしてきた彼女が帰ってきたときに
少しでも進んでいる状態にしておきたいと、ふと、強烈に思った。
やったる!って。
今思えば、本当に無茶だったかもしれないけれど、とにかく提案して提案して提案して、
その一週間で、ほんのすこし、前にすすんだ。
彼女が復帰してすぐの打ち合わせ。
怖くて誘えなくなっていた私に、彼女の方から一緒に行こうと電話があった。
ドキドキしながら一緒に乗った得意先へ向かうタクシーの中で
「ぶちこさん、本当に優秀な営業だと思う。よくやっていると思う」
なんて突然いわれたから
どう反応していいのかもわからず戸惑うやら舞い上がるやらで、
ひたすら「恐縮です」を繰り返した。
それ以上言葉にしたら、泣きそうだった。
その言葉をもらうために、頑張れたのかもしれないな、と思った。
それからは、彼女の不在の1週間がとっても大きくて
めきめきと、わけがわかるようになってきた。
そうなると、追われていた仕事も、追っている姿勢にかわってきて
作る側だけじゃなく、見る側の気持ちになって考えられるようにもなってきて
「見ていて楽しくなるようなサイトにしたい」
なんて目的ももったりして
結構楽しんでやっている。
もちろん、わけわかんなくて泣きそうだったり、得意先に人間扱いされなくてお肌あれたり、
ストレスは相変わらず多いけど。
これからもがんばろう。