知っているようで知らないジュエリー・真珠・宝石の事、

一緒に考えませんか[no.49]

 

 

『アーツアンドクラフツという

ジュエリー・ムーブメントについて』

 

 

 

 

アール・ヌーヴォーやアール・デコなどの資料に目を通していると

男性優位の印象が顕著であるような気がする。

19世紀はジュエリーが

爆発的に様々な思想や意匠・技法が発展した時代と捉えているけれど、

イギリスで流行したアーツアンドクラフツは

ウィリアム・モリスの娘のメイ・モリス、シャルロット・ニューマンなど

女性のクリエイターの活躍が目立つ。

時代が女性の自立志向になってきたのだろう。

専門家の中では、アーツアンドクラフツのジュエリーは

アール・ヌーヴォーに比べて

デザインや加工に華やかさながない事で嫌う人もいるけれど、

ロシアのファベルジェやラリックなど一流のジュエリー・クリエイターは

アーツアンドクラフツをしっかり学んでいる。

そこには装飾芸術の中の工芸の一分野として思想があるからではないか。

そういえば、ティファニーの創業者であるルイス・コンフォートも

アーツアンドクラフツの第一人者だった。

私たちジュエリーに携わる人たちも、

もうすこしアーツアンドクラフツについて学ぶ必要がある、

と思うのだが如何だろうか・・・・

 

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