ジュエリーのことは風に訊け
[Jewellery History&Business Training]
『日本のジュエリー不況に歯止めがかからない(2)』
5月18日のBlogにこのタイトルでコラムを書いたのだが、
数少ない私のファンからメールをいただいた。
そのメールのポイントは
“何故不況になってしまったのですか?”というもの。
私の個人的な見解としては、
不況は急激になったのではなく、
1992年暮れのバブル崩壊に始まり、それが現在まで続いている、とみる。
日本のジュエリー市場はもう35年くらい長きにわたって不況なのだ。
あまりの長さに多くの業界人は麻痺してしまって、
不況の痛みを感じないのかも知れない。
1980年代には世界第2位の2兆8000億円の小売市場が、
バブル崩壊によって急激に萎み、
いまだに1兆円を行ったり来たりしていることだけを捉えても
不況だという意味はお分かりだろう。
業界の川上から川下まで細かく分析すれば、
多くの要因はあげればキリがないけれど・・・・・
それどころか世界の中で
日本はだんだんと競争力を失っているのではないかと感じる。
これは海外のトレードーショーに行けば立ち所に理解できることだ。
もうひとつ、
日本の小売市場はあまりにもブライダルに寄りかかってきた。
そして地金の買取市場の増大で新規商品の開発が遅れてしまったこと。
海外への進出が思うようにできなかったことなども挙げられる。
さてダメだダメだと言っていては、いつまで経っても負け犬のままでいる。
さらに追い打ちをかけるようにGOLDの高騰で、
少しのでっこみへっこみはあるけれど、
GOLDは間違いなくアップする。
もう1980年代の景気に戻ることはできないけれど、
何か方策は、治療方法はあるのだろうか。
女性がいる限りジュエリーという商材は無くならないのだから
個人の知恵と努力で不況の出口を突破出来る事はありそうだ。
