Nさんの旦那さんは認知症なので、
Oさんは、彼女の様子を聞きたくて何度か電話したけど
さっぱり話を聞けなかったのでした。
Oさんは、様子がわからないままなので、
毎日祈るような気持ちで新聞の死亡欄に彼女の名前がないか、
確かめた。それしかできなかったそうです。
あとからわかった話によると
Nさんは
三陸鉄道の三日間乗り放題チケットを買ったので
1日目 別の友人と乗り
2日目、認知症の旦那さんと二人でかけ
連日沿岸部の旅行をしたのだそうです。
2日目帰宅後、Oさんに電話をした直後体調がおかしくなり
自分で救急車を呼んだそうです。
医大の集中治療室で3度の手術と危機を乗り越え、
何ヶ月か経って、やっと
Nさんは自分の携帯で、自分でOさんに電話ができた。
直接電話が来た時、お互いの声を聞いて
OさんもNさんも電話口でワンワン泣いたそうです。
今は、Nさんはリハビリに励んでいます。
杖をついてでも、着物を着て、着物の会に行く!とそれが今の
Nさんの目標となっています。
Oさんはそれを車で迎えに行く日を、今心から待ち望んでいるそうです。