着物先輩たち、2 | ANKOのブログ

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バラが大好き。漫画家です。

Nさんの旦那さんは認知症なので、

Oさんは、彼女の様子を聞きたくて何度か電話したけど

さっぱり話を聞けなかったのでした。

 

Oさんは、様子がわからないままなので、

毎日祈るような気持ちで新聞の死亡欄に彼女の名前がないか、

確かめた。それしかできなかったそうです。

 

あとからわかった話によると

Nさんは

三陸鉄道の三日間乗り放題チケットを買ったので

1日目 別の友人と乗り

2日目、認知症の旦那さんと二人でかけ

連日沿岸部の旅行をしたのだそうです。

 

2日目帰宅後、Oさんに電話をした直後体調がおかしくなり

自分で救急車を呼んだそうです。

 

医大の集中治療室で3度の手術と危機を乗り越え、

何ヶ月か経って、やっと

Nさんは自分の携帯で、自分でOさんに電話ができた。

 

直接電話が来た時、お互いの声を聞いて

OさんもNさんも電話口でワンワン泣いたそうです。

 

今は、Nさんはリハビリに励んでいます。

杖をついてでも、着物を着て、着物の会に行く!とそれが今の

Nさんの目標となっています。

Oさんはそれを車で迎えに行く日を、今心から待ち望んでいるそうです。