new series『宝石箱の片隅の呟き』0015

[午睡のうたた寝]

 

『今までで一番感動した意匠』

 

 

 

この画像は江戸時代に活躍した

第七代横綱稲妻雷五郎の化粧回しと言われ

私の記憶に間違いがなければ、

現在相撲博物館に所蔵されているものです。

もう随分前のことになるので、どこで見たのか思い出せないのですが

私も一応大学でグラフィックデザインを専攻していましたので、

この化粧回しを見た時の驚きと感動は、忘れることはありません。

稲妻雷五郎は1801(享和元年)-1877(明治10年)の人です。

白のギザギザは雷をイメージしているのでしょうか。

しかも黒と赤と白ですっきりと直線だけで表現しているのです。

この時代にこれほどシンプレで明快なデザインをした職人がいたとは

ただただ、驚くしかありません。

現代でも十分に通用する素晴らしいデザインです。