AZCジュエリーの歴史研究note033

[ジュエリービギナーのための歴史入門]

 

 

『アンドリュー•グリマ』

 

 

 

 

私の記憶が正しければ、

日本のジュエリー業界でグリマの存在が知れたのは

1960年代の後半から1970年にかけてだったように思います。

彼のジュエリーデザインは

それまでのジュエリーにはない革新的なものでした。

彼に触発されたジュエリー作家は

芸大をはじめとする若きクリエイターたちでした。

日本のジュエリー作家で田宮千穂という方がいらっしゃいましたが

彼女の作るジュエリーは、

当時ミキモトの社員であった私のジュエリーの理解を超え

何か別世界のモノのように感じたのです。

そしてその原点がグリマのジュエリーにあると知ったのは

1980年代になって、アンティークジュエリーの存在と

ジュエリー業界に少しずつ触れるようになってからのことでした。

しかしながら、現在の日本のジュエリーは

世界と肩を並べて競っていると言えるのだろうか

という疑問はIJTやJJFのトレードショーを見る限り

お寒い状況と言わざるを得ません。

*画像の左はグリマ、右はミキモト1979年