宝石箱の片隅「深夜のモノローグ」・no.0031

 

『ドキドキワクワクするジュエリーが見当たらない』

 

 

 

 

恐らく私のウォッチングの仕方がまずいせいなのでしょう。

日本のジュエリーで世界と肩を並べる

ドキドキワクワクするジュエリーが見当たりません。

ネットを検索すると結構良いものを作っている作家がいますが、

世界のトレードショーで競い合っているかと言うと、ちょっと疑問が残ります。

しかし一方で、市場はトレードショーだけではないので、

トレードショーに出展しているかだけで判断するのは、不公平かも知れません。

現在注目したい世界のトレードショーは

ドバイ、ムンバイ、香港、バーゼル、と言ったところでしょうか。

これらのトレードショーを見て回ると

やはり海外のジュエリーの方が活気があるような気がします。

あるいは日本のジュエリーは内需拡大の名のもとに

自分たちの傑作を出し惜しみしているのかも知れません。

製品にしてもジュエリーにしても海外のものにダイナミズムを感じているのは

私一人ではないでしょう。

何も高額なジュエリーを作れといっているのではありません。

しかしながら、デパートの宝飾品売り場に行けば、相変わらず海外ブランド一色。

そして1階の平場は安価なアクセサリーとブライダルが

所狭しと並んでいるのは如何なものでしょうか。

そう言えば、国内の名ばかりブランドが1階に降りてきてしまいました。

宝飾品売り場では戦えないのでしょうか。

これも時代の趨勢だから仕方がないのかも知れません。

ジュエリーがブライダルに依存し、安価なアクセサリーに走っていては、

グローバルな市場にあってますます萎縮してしまいます。

尤も作る側だけの問題ではなく買う側にも問題はあるのだと思いたい。

この両者がいたちごっこになっていたのでは

いつまで経っても日本のジュエリー環境は好転しないことは明らかです。