人生は七十五からvol.41

 

“死にたくはないが生きたくもない”

 

 

 

 

『結局は趣味を持つ事が老後の一番の良薬』

 

一応生活していくのに困らないだけの蓄えがあるなら、

自分の好きな趣味に没頭するのも一つの選択でしょう。

私の場合は「ジュエリーの歴史研究」と

少しも上手くならない「テニス」なのですが・・・。

兎角ビジネスが絡むと

何かしらの責任が出てくるし、ストレスが生じます。

4年前にギランバレー症候群という大病に見舞われたのも、

過度のストレスで身体のバランスが崩れたと認識しています。

従ってできる限り

精神的・肉体的に負担がかからない生活を送れば良いのです。

今更少しばかりのギャラで

ストレスの溜まる仕事はしなくて良いのです。

それよりも毎日の生活が充実して過ごせる事。

これ以上の満足はないでしょう。

ジュエリーの歴史研究が、

最大の趣味になっているベースはいくつかあって、

(1)中学の頃から歴史、それも古代史が好きだった事

(2)大学に入って西洋美術史の面白さに目覚めた事

(3)ミキモトに入ってアンティークジュエリーに携わった事

(4)アンティークジュエリーを扱う人たちと交流ができた事

(5)本格的にアンティークジュエリーを研究し、

ゼミを通じて世界観が広がった事。

等々でしょうか。

大切なことは

「自分の視点で」

「自分の言葉で話す・書く・考える」

ことでしょう。

趣味の世界ですから、誰にも遠慮はいらないし、

自分を卑下することもない。

趣味を持つ事はこんなにも居心地の良いのだと

改めて感じるこの頃です。