ジュエリー小辞典[初級講座]
知っているようで知らないジュエリーや宝石の事
Vol.011
『桐の箪笥を見直しましょう』
今は普通のご家庭では桐のタンスなどは影も形も見えないでしょう。
私が幼少の頃(60年前)は
ごく一般的に桐のタンスがあったものです。
また、日本特有の建造物に奈良東大寺の正倉院があります。
これは高床式、校倉造という、湿度が高くなれば気が膨張して密閉し、
乾燥すれば隙間ができて風通しが良くなるという
巧みな構造により1300年間もの長い間、
日本の文化遺産を今に伝えています。
これとよく似た構造が桐のタンスというわけですが
残念ながら、
現在ではこういったものを作る事は物理的に無理になってしまいました。
ではどうすれば良いか。
使い終わったら特に角、丁寧に拭いてあげるという事です。
これが意外に真珠やジュエリーを長持ちさせるのです。
でもこういった時代だからこそ
桐の箪笥に代わるアイデアが不可欠だと思うのですが・・。
**
このcolumnはMIKIMOTOが1976年に発行した小冊子を原本に加筆修正したものです。私のジュエリーに対する原点のような位置付けになります。50年近く前の情報を元にしていますから、間違った解釈或いは古くなってしまっているかも知れません。ご意見ご質問などありましたら jewellerystory_0512@yhoo.co.jp 迄、お気軽にお寄せください。
