ESSAYジュエリーを読む[様式と技法]

 

『連載にあたって、再掲載!!』

 

 

 

ESSAY『ジュエリーを読む』はジュエリーの様式と技法についてです。

20年くらい前に繊研新聞に18回にわたり連載したのですが、

内容を刷新し暫くの間連載していく予定です。

例によって私の偏見が多数混じった内容なのでその点ご容赦願います。

そしてそのポイントは

「美とは何か」

「何故先人はこのようなジュエリーを作るに至ったのか」

「その当時の社会はどのような社会だったのか」

などになります。

また、ジュエリーの3つのポイントは

「希少性があること」

「耐久性であること」

「美しいこと」

なのですが、現代のジュエリーの多くは

この3つのポイントを満たしていない、

あっても非常に数が少ないように思います。

最も、昔のものにしてから全てが、

素晴らしいものだったわけではありません。

現在世界のアンティーク市場には、

当然のことながらピンからキリまでが存在します。

そしてそれらは様々な要素が偶然に折り重なり

現代まで残っているモノがほとんどで、

或るモノはミュージアムピースになり、

或るモノは個人の所有物になり、

或るモノは市場で売り買いをされ、

またあるモノは鋳潰されて跡形もありません。

かろうじてのこされた宝石などは、

全く違うモノに変身してしまっています。

ジュエリーを読むとはすなわち「視点」であります。

多くの専門家が語り尽くしたことでも、

視点の置き方によって解釈が異なれば評価も変わってきます。

歴史とは過去の事実ではなく、将来に対する未知の領域でもあるのです。

大袈裟に言えば、ジュエリーを通じて歴史そのものをどう語れるか。

自分の力量も省みず、

こんな難問に挑戦してみようと思います。

*連載に使用する画像は、所有者が分かるものについては、できる限り文末にクレジットを入れておりますが、無断借用については寛大な配慮をお願い致します。

*ご質問等ありましたらjewellerystory_0512@yahoo.co.jpまでお気軽にお寄せください。