AZCジュエリーの歴史研究note010

 

 

『ジュエリーにおけるモダニズムについて』

 

 

前回のジュエリーの歴史研究ゼミでは

『モダニズムの思想とジュエリー(1)』

というタイトルで

アール・ヌーヴォーとモダニズムの関係について行いました。

アール・ヌーヴォーが何故モダニズムの嚆矢と言えるのか

またそれまでのジュエリーと何が違うのか

この点を明らかにしないと

ジュエリーにおけるモダニズムが見えてこないからです。

1889年のパリ万博は

フランス革命100周年の記念すべき一大イベントでした。

と同時にそれまでの主たる素材であった石から

鉄によるオブジェとしてエッフェル塔と機械館が作られるに至って

フランスにおけるモダニズムは一層鮮明になってきます。

 

 

この画像はマルセル・ビングの作になるものです。

彼はアール・ヌーヴォーの代表的な1人サミュエル・ビングの息子です。

マルセルというジュエリー作家は日本ではあまり知られていませんが

アール・ヌーヴォーの代表的作家の1人として多くの作品を遺しています。

この画像を見てお分かりのように

アール・ヌーヴォーの典型的モチーフとして女性が描かれています。

そう、モダニズムは其れ迄の女性像を一変させたのです。

ジュエリーという分野において、

モダニズムはなかなかハードルが高いようです。

少しずつ、ゆっくりと。

ジュエリーの歴史を紐解いていきたいと思います。

 

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