AZClubジュエリーの歴史研究

 

定例ゼミ『モダニズムの思想とジュエリー』(19)

 

Face to Faceによるゼミ=2023年515日(月)17:00〜19:30

定員5名。参加料4000円。ルノアール新大久保展会議室。

ZoomによるOnlineゼミ=2023年529日(月)19:00〜21:00

定員7名。参加料2500円

*今回のゼミは「ジュエリーにおけるモダニズムとは」がテーマです。恐らくこのようなテーマはジュエリー業界として初めての試みになると思います。

*AZClubジュエリーの歴史研究ゼミはJewellerystory_0512@yahoo.jo.jp までお申込み下さい。またジュエリーについてご意見、ご質問を承っております。お気軽にお寄せください。

 

 

 

『ジュエリーのオーダーメイドは

モードのオートクチュールからから教えてもらった』

1851年のロンドンに始まる近代の万国博覧会は、

ナポレオン3世のフランスを大いに刺激したのです。

1855年に第1回のパリ万博を成功させると

1867年、1876年、1889年、1900年とパリ万博が行われます。

ナポレオン3世は1855年と1867年の2回しか関わっていませんが

イギリスから100年遅れてやってきた産業革命の波は

資本家や新富裕層を増大させました。

また、ナポレオン3世のパリ市内のインフラ整備は功を奏し

パリはヨーロッパ随一の都市へと変貌を遂げました。

1870年に普仏戦争敗戦の責任をとってナポレオン3世が失脚すると

フランスは第3共和制へと時代が移っていきます。

そのような中、パリのモード界に彗星のように現れたのがウォルトでした。

ウォルトの提案するオートクチュールによるファッションは、

パリの社交界を瞬く間に浸透し、女性たちを虜にしました。

やがて、ウォルトの確立したモード界を引き継いだのがポール・ポワレなのです。

こうしたモード界の動きを敏感に吸収したのが

ヴァンドーム広場やオペラ座に続く、

ラ・ペ通りのメリレオやカルティエなどの宝石商たちでした。

顧客の要望に合わせて、その店オリジナルのオーダーメイドによる

ジュエリーの開発を急いだのです。

こうした一流ジュエリー作家とのコラボレーションによる

ビジネスはパリの社交界の常識となり

彼らのジュエリービジネスは

王室、貴族から、資本家、新富裕層へと拡大していったのです。