『深夜の散歩』

 

 

若い時は硬骨の人、

現在の私は恍惚の人なんて

落語の洒落にもならないけれど、

歳をとってくると

一番困るのが「物忘れ」である。

先日もある講演

(本当に久し振りでどうしても断れなかった)で

どうしても人の名前が出てこない。

何とか切り抜けたから

大事に至らなかったが、

こんなことが続くようなら

人前では話せない。

ある有名な落語家が

高座で同じようなことがあり、

引退を決意したと何かの本で読んだが、

結局自分自身のことよりも

他人に迷惑がかかることが問題なのだろう。私の主催するセミナーは

もう少し続けたいと思っているけれど、

そんな時は

どうぞ私を遠慮なく叱ってやってください。

 

宝石箱の片隅の呟き−1910