『深夜の散歩』
◎
若い時は硬骨の人、
現在の私は恍惚の人なんて
落語の洒落にもならないけれど、
歳をとってくると
一番困るのが「物忘れ」である。
先日もある講演
(本当に久し振りでどうしても断れなかった)で
どうしても人の名前が出てこない。
何とか切り抜けたから
大事に至らなかったが、
こんなことが続くようなら
人前では話せない。
ある有名な落語家が
高座で同じようなことがあり、
引退を決意したと何かの本で読んだが、
結局自分自身のことよりも
他人に迷惑がかかることが問題なのだろう。私の主催するセミナーは
もう少し続けたいと思っているけれど、
そんな時は
どうぞ私を遠慮なく叱ってやってください。
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宝石箱の片隅の呟き−1910
