宝石箱の片隅・毒蛇は急がない(1)=vol.011
『仕事の軌跡・Art Direction/ポスター』
年鑑日本の広告写真(講談社刊)に掲載された
私が一番好きな作品の一つ。
88年の秋に
宣伝部(販売促進部)から営業企画部に移動しているから、
制作での最後の頃の仕事になる。
70年に入社して74年に社内制作の基礎を作り、
ミキモトでの宣伝広告に関しては
ほぼやりたいことを
やり尽くしたという印象は持っている。
営業企画に移動して一時は独立を考えたが、
すぐに思い直した。
営業企画は販売との結びつきが極めて強い。
いずれは独立するにしても
小さなジュエリー業界で生きていくためには、
できるだけ広いフィールドワークを
身につけておかなくてはいけない。
ミキモトは
全国の名だたる百貨店に浸透しているので、
企画という仕事を通じて
ジュエリー業界を知っておくに越したことはない
と感じたのだ。
このポスターは
最初海外拠点のマネージャーからの要望があって、
アイデアを練ったものだ。
あまりにも出来が良かったので
国内の催事関連でも使おうということになった。
