宝石箱の片隅・毒蛇は急がない(1)=vol.009

 

『仕事の軌跡・Art Direction/PR誌』

 

 

 

これは確か

ミキモト真珠発明90周年事業の一環で、

顧客向けのPR誌用に作ったものだと記憶している

(最近はこの記憶がかなり曖昧)。

 

ムサ美にいる時から、

アンドリュー・ワイエスや

エドワード・ホッパーなどの

アメリカの画家が描く作品にとても憧れていた。

 

その中の一人であるノーマン・ロックウェルは

渋谷パルコで回顧展が企画され二度ばかり観にいった。

 

ロックウェルは

映像の一コマを瞬時に捉えて表現するのがとても上手く、

ロックウェルの作品に啓発されていつか自分の絵に表現したいと思っていた。

 

実際、

私はミキモトの広告表現においても

かなりこの手法を使っている。

 

流行通信の一連のシリーズはその典型であるが、

どちらかというと

スチールカメラマン泣かせのアイデアで、

カメラマンやコピーライターと

かなり議論を重ねて制作したものであった。

 

写真家では

ヘルムート・ニュートンと

エルンスト・ハースには

大きな影響を受けているのだ。