怖い本である。この著者の池田清彦は私と同年代で理学博士で生物学者。

養老孟司と昵懇でアジアの僻地に時々蝶を捕りに行ったり、養老邸で仲間たちとワイワイガヤガヤやっているらしい。

早稲田大学名誉教授で山梨大学の名誉教授なのだ。

つまり偉い人なのである。

でも彼の書いた本はほとんど読んだが、とても解りやすい書き方で何を読んでもいつの間にか納得させられてしまう。

で、今回の新刊「もうすぐいなくなりますー絶滅の生物学」という本だが、これがまた下手な怪奇小説よりは遥かに怖〜い内容なので、もし読まれる方は心してページをめくった方が良い。

地球が生まれて46億年、生命が誕生して38億年が経ち、今までに生まれた生物の99%はすでに絶滅している。

人類はおよそ700万年前に誕生したと言われているが、現在生き残っているのはホモ・ッサピエンス一種類でのそ数70億人。

この先地球規模の大きな環境変動があれば果たして人類は生き残れるだろうか。

人類が絶滅した後の地球が一体誰が支配するのだろうか。

考えただけでも想像がつかないくらい怖い話なのであるが、その頃には生きていないから考えてもしょうがない、と開き直って読むと一層怖くなる。

 

池田清彦著「もうすぐいなくなる」

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