ますぶちStyle/宝石箱の片隅
“風に訊け” vol-05

「誰か、本物のブランド志向を実践する強者が現れないか」



日本にだって高級ジュエリーを買える層はたくさんいる。

にもかかわらず、
多くの宝石店が高級品が売れないと嘆くのは、
単に売り逃しているだけ。

或いはそういった顧客が見つけられないだけだ。

彼ら富裕層は
日本製のものではなくヨーロッパブランドの本当の良さを
知っているから、
当然ながらそちらを買ってしまう。



現在の日本の多くのメーカーや小売店が、
ちまちましたものを売って喜んでいるようでは、
日本のジュエリー業界の将来は暗いと言わざるをえない。

宝石やジュエリーは不景気になるほど価値が上がり、
富裕層はこぞってそれらを求めている。

どんな戦争が起きようと経済が混乱しようと、
金持ちは金持ちなのである。

所得ランキングに入らない賢い金持ちは、
厳然と日本にも存在するのだ。



一般庶民はゴールドカウンシルの甘い囁きに踊らされて、
目減りしないと言われる金(gold)を買ってしまうのは
愚の骨頂というものだろう。

有事の際に
あれだけ比重の重い金をどうやって運ぶのだろうか。

それだけ考えても
金は財産の保全にはあまり有効な手段ではないことがわかる。

安心できる世の中だから金は価値があるのだ。



日本人はもっと宝石やジュエリーに対しての
根本的な価値感を考えなければならない。

そこが判らないから、
いつ迄経っても
世界のブランドの仲間入りができるジュエラーが育ってこない。

世界を股にかけて
ジュエリービジネスをやろうという野望を持った
スケールの大きい人物が出てくるのを夢見ている。



御木本幸吉が
養殖真珠を発明して120年が経ったのだから
もうそろそろ・・・・・。