宝石箱の片隅の呟き-289



利休と織部の陰に隠れて
一般の人には
あまり知られていないが
同時代の茶人に山上宗二がいた。

彼も
秀吉によって切腹させられるが、
どうして
この時代の茶人たちは
天下人に
へつらう事なく
悲惨な最期を遂げるのか。

村田珠光によって始められ
利休によって頂点を極める
侘び茶とは一体なんであるのか。

「美」というものは
そんなに軽いものではないことは
確かである。