
『ステイタスからナルシシズムへ』
ますぶちStyle/宝石箱の片隅
「Jewellery Column=65」
ここでいうナルシシズムとは、どちらかというとジュエリーのコーディネートという意味が強い。
言い換えると着けこなしである。
ブランドを所有することが一つのステイタスであった時代は終わってしまい、誰でも簡単に手に入るようになってしまったいま、街を歩けば、とてもチグハグな感じの光景を目にする。
いわゆる一点豪華主義というヤツで、それはそれで良いのだけれど、ブランド品と他のファッションや小物のバランスが何とも具合が悪い。
これも一つのトレンドと言えなくもないのだが、着こなしというものは、例えブランド品でなくても上手にコーディネートすることでその人の品性が上手に表現される。反対にブランド品ばかりがこれ見よがしに目立って、統一感が取れないのでは「猫に小判」「豚に真珠」と言うものだろう。
特にジュエリーや宝石というものは、いやでもその人の品格が出てしまうので気をつけたいところだ。
コーディネートというのはナルシシズムの延長で、自分という存在を知っているからこそできる技である。
ナルシシズムと言うと何かナヨナヨというイメージがあるようだが、いい意味での自己主張、自己表現に繋がる。
別段ブランド品でなくても良いから自分をしっかり主張してくれる品を選び、着けこなしたいものである。